先日、
自分のホームページをリニューアルしたいという投稿をしたのですが、WEBを作る人とか、デザイナーさんとか言う言葉がでてきて、
秋田は何やってるんだ!? サボってるのか!?
と思われてやいないかと不安になりました。笑
マーケティング専門家のホームページ制作という事業もやっております。

で、軽く、一般的なホームページ制作と弊社のホームページ制作の流れを整理してみました。

左側が一般的なもの
右側が弊社です。
■一般的なHP制作会社さん@ヒアリング
(Aキーワードの検討)
Bコンテンツの制作
Cビジュアルデザイン
Dweb化(コーディング)
@ヒアリングまず、ご希望を伺います。
会社概要、ホームページのイメージや色調、入れたいコンテンツ。
そして、基本的に
ご希望に逆らうことはないかと思います。
Aキーワード検討(などSEO対策)
次に、「SEOに強いです!」と謳っている企業さんは、ここでキーワードを検討します。
こちらは、やらない企業さんも多い一方、そこに力を入れている企業さんはSEO対策には、非常に力を入れています。
(ちなみに、私も一応行いますが、得意ではありません。)
Bコンテンツそして、コンテンツを制作します。
「取引の流れ」とか「商品品質」「生産者の想い」などの、具体的な内容です。
Cビジュアル・デザイン色調の希望やイメージから、具体的にデザインを画像に起こしていきます。
Dweb化(コーディング)最後に、画像だったものをwebにして公開です。
■弊社のHP制作@ヒアリング
A
販売戦略B競合調査
C
ホームページ戦略D尖りとコンセプト
Eキーワードの検討
F要説明事項の確認
Gコンテンツの作成
Hビジュアルデザイン
Iネット化(コーディング)
@ヒアリング & A販売戦略@とAで分けて掛けましたが、ヒアリングというよりはミーティング。
聞いて提案して、一緒に検討して、販売戦略を策定していきます。
一番、大きな違いは、まずここです!
というか、実は一発で大方針がほぼ決まる時こともあるので何とも言えないのですが、基本的に、
一番時間をかけるのも、実はここです!
単に全体方針を考えるためだけに、3か月くらいかかったりもします。
なので、本当、ホームページ制作事業は、
成果物付のコンサルだと思っています。
B競合調査ここでいう競合調査は2点。
●競合企業自体の調査
●競合企業のホームページの調査
競合自体の調査は、記載してたら切りがなくなりますので、まぁやりますよ!とだけ。笑
そして、競合企業のHP。
意外にも?、ホームページ制作会社さんや、
依頼する企業さん自身も、競合企業のHP、
見たことないってかた多いんですよね。
直接競合だけではなく、業界的にどんなホームページがあるかは調べるには、画像検索も使えます。
※「スポーツジム ホームページ」で画像検索内容のコンテンツや、色調や雰囲気も、競合相手を参考にしたり、
競合相手が使っていないイメージにしたりを考えます。
もちろん、色調・雰囲気については、自社のCI(corporate identity:企業文化の特性や独自性を統一されたイメージやデザインで表現し、企業イメージを根付かせていくこと)が最優先ですし、
CIがキチンと確立されていないなという場合には、それも含めて考えていきます。
(HP制作やってて、別途まずはということで、CIを先にと依頼されたこともあります)
(私はCIに特化した専門家ではありませんが、販売戦略と一緒に考えることはあります)
CIについての説明投稿は
コチラ
※「化粧品会社 ホームページ」で画像検索Cホームページ戦略販売戦略のうち、どの部分をHPで担わせていくかです。
例えば、
■ターゲット販売戦略でのターゲット全てをホームページでのターゲットにするとは限りません。
▼BtoB と BtoC・BtoB:Business to Business(企業→企業)
・BtoC:Business to Consumer(企業→消費者)
小売も卸売りもやっているような企業さんの場合。
消費者向けの小売は
対面やチラシ中心に。
HPは遠方からの買い付けもある企業向けになど。
逆に、企業向けは込み入った話になるので1P程度にあっさり。
消費者向けのページを充実させたいという企業さんもあります。
一例)
(株)NINI:アパレル企業(衣料品の製造・販売)
基本的に、直接お洋服を販売する個人向けのHPだが、「
縫製工場をお探しの企業様」のページが1Pのみあるだけです。
売上自体は、BtoBのほうが大きいのですが、HPとしてはBtoC(消費者)に重点を置いたHPになっております。
▼年代など最近は、スマホを持たない世代は減少してきたので、HPを全く見ないというターゲットは少ないかと思うのですが、
例えば、
70代以上 紙媒体
10代後半〜20代 インスタなどのSNSが、まだまだ強いかもしれません。
ですので、10代〜30代の女性がターゲットの場合、
HPはどちらかというと30代向け。
YouTubeやインスタは、同じターゲットでももう少し若い層を狙う。
などの選択があり得ます。
▼役割人の購買行動のステージを表したAIDMA(アイドマ)という考え方があります。
AIDMA
Attention:商品やサービスについて知る
Interest:興味を持つ
Desire:欲しいという願う
Memory:記憶する
Action:購入する

このうち、どこまでをホームページに担わせるかです。
販売戦略の目的は、長期的に売上を上げること(そして企業を継続、発展させていく経営計画につなげていくこと)で、その中間目標として顧客の購入があるのですが、
・その場で買ってもらう(
通販サイト)
・見積をもらう
・展示場に来てもらう(住宅メーカー)
・求職者などに自社を知ってもらう(採用)
・
ブランディングで企業価値を高める
と、様々かと思います。
これによって、ホームページのコンテンツをどうするかが、大きく違います。
直接的に販売に繋がらずとも、
・採用→社員の声、現場の様子、社会貢献、理念
・ブランディング→CSRやSDGsへの取組
などのコンテンツが考えられます。
コロナで少し状況は変わりつつありますが、昨年までは採用が激戦だったこともあり、
直接の採用ページではなくても、採用を意識した会社のブランディングをしたいというご要望が増えてきています。
▼知っている人が見るか、知らない人が見るかHPの役割によって、HPを見る人の特性も変わってきます。
ターゲットという意味の特性ではなく、
大きくは自社を知っているか、知らないかです。
・知らない人が見る「焼き鳥屋 銀座」、「工務店 札幌市」、「ペットホテル 鎌倉」で検索し、その結果によりHPを見る
・知っている人が見る他の媒体、口コミ、競合との比較などで自社のことをボンヤリ知っている人が見る
(直に、「株式会社 秋田商事」や商品名で打ち込んでくることが多い)
例えば、私の講演を聞いてくれた方が、次回講演を依頼したいと私を調べる。
買ったお菓子が美味しかったので、メーカーを調べる。
社員募集がでていたので、その会社について調べる。
その他にも、チラシを配って、それを見た人が調べる など。
皆さんHPを作るというと、SEOを気にする「知らない人」が見るケースを想定しがちなのですが、世の中案外、
「知っている人」が見ることだけ想定していればいいホームページも多いのです。
といいますか、一昔前までは、知っている人が見ればいい会社はホームページを持たなかったので、ホームページが普及するとともに、ホームページの意義が変わってきたとも言えると思います。
@〜Cはステップごとに進んでいくというよりも、全体戦略を考えながら同時に検討・完成させていくイメージです。とっても長くなってしまったので、続きは
コチラから