その事例を!
皆さん、
車で、最も販売されている色はご存知ですか?
シルバーとグレーなど、
どこまでの括りをするかにもよりますが、
世界
1位:ホワイト
2位:ブラック
3位:シルバー
4位:グレー
※シルバーとグレーを一色にくくった場合は、
シルバー・グレーが2位
日本
1位:ホワイト
2位:ブラック
3位:シルバー
※アクサルタ コーティングシステムズ(世界的塗料メーカー)
2013年版自動車人気色調査報告書
多少の違いはあるものの、
有彩色がゼロ!! ((((゜д゜;))))
それを踏まえて・・・
ザックリとした説明にはなりますが。
ホンダ フィットの「シーズ」シリーズは、
女性が中心となって開発し、
2010年に誕生したシリーズ。
ボディカラーにピンクを取り入れようと決めました。
ところが、ところが、
開発チームの男性上司は、
ピンクはピンクだと思っていたのです!(笑)
色というのは、
WEB用の基本色だけでも、これだけの種類があり、

このあたりがピンクでしょうか?

(画像:原色大辞典より)
細かな差を入れたら、色の差は数百。
なのに、
男性陣は、色の検討を「ブラック」や「ホワイト」と
同じレベルでしか考えていなかったのです。
開発チームの尽力により、
シーズには、他より何倍もの色検討時間&費用が、
捻出されたようですが、

(ホンダ HPより)
男性陣には、
ショッキングピンクも、パステルピンクも、
ピンクとしかとらえられないんでしょう。
批判しているわけではありません。
逆に、女性も、一般的には、
自分が興味のない分野、
例えば、ステレオの音質や、パソコン等機械の性能には、
同等の関心しか持てない方が多いでしょう。
さらに、
「ピンクが好き」というと、
ピンクを前面に押し出せば?というと、
それも違う。
席のシートやマットは、
茶色のシート+ピンクのパイピングと、
子供っぽくなりすぎず、
小技の効いた造りになっています!

他にも、
当時珍しかったUVカットの窓や、
プラズマクラスターの空気清浄付加で、
フィット シーズシリーズは、
大ヒットし、
期間限定 特別仕様車の予定が、カタログ掲載車に。
現在は、
この色は販売されていませんが、
フィットは、
ビビッドカラーやマットな色彩など、
他車種に比べ、「色」にはかなりのこだわりが見られます。
車の競争戦略・差別化というと
燃費競争が過熱していますが、
日本産機新聞によると
2014年度、大手8社の研究開発費は2兆5,270億円。
根本の技術向上は、絶え間なく必要ですが、
最後にマーケティングとして勝利するには、
家電、携帯メーカーの勝敗に、
デザインが大きな役割を担ったように、
その研究開発費の何十分の1、何1百分の1の
色彩などの「小技」、技術以外の部分への関心が、
不可欠となります。
もちろん、これは、
中小企業でも同じですよ〜♪
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