2016年03月17日

リスク時の誤解と罠 〜ベッキーさんも〜

久々の動画、マーケ論なのですが、
アップしたのが1月14日なので、

話題が進展してしまっていたり、
今更、取り上げるのも、
ちょっと申し訳ないのですが・・・


「うちも慈善事業で
   やってるんじゃないんだよね。」

こう書くと、
悪役のセリフのようですが、

「慈善事業」ではなく
「収益をあげる」主体であるのは、
企業として当たり前のことです。

自社を、社員を、
そして、
自社のお客様を守るために、

危険な主体から、距離を置こうと、
騒動に巻き込まれないようにするのは、
自衛策として、当たり前のことです。

逆に、そうしないのは、
社員、お取引先、お客様に対する
裏切りであるということもできます。



では、逆に、自社に、
なんらかの問題が生じた時、

そこから被害を拡大させないために、
お客様やお取引先の理解を得られるように
最初にすべきことはなんでしょう?



それは、
状況説明、影響の予測を、
相手に説明することです。

人は、
悪いことよりも予想がつかないこと
に対して、大きなリスクを感じます。



自社にとって、
都合の悪い事実が生じた際、
(裁判で訴えられた、商品に不具合が・・・)

自主的に発表しておけば、
被害は(小さくはなくとも)最小限となりますが、

どこからか、
先方に、先に伝わってしまえば、
不信感を募らせる原因となります。


ここでポイントは、
@可及的速やかに、

A先方が納得する
 状況説明影響予測
を行えるかどうか。




危機管理は、
企業だけではなく、芸能人の方にもいえます。

昨日は、
経済番組をよくご覧になる方にもお馴染み、
ショーンKことショーン・マクアードル川上氏が、
残念ながら、経歴誤記?、経歴詐称?を認め、
番組を降板されたようですが、

今年に入って、
大きな話題といえば、やはりベッキーさんでしょうか。



話題が古くなってしまい、
その後も、だいぶ、展開はありましたが、

ベッキーさんの謝罪会見、
タイミングまではよかったのですが、

「納得性」を欠いたことが、
批判の的となりましたね。



けれど、
当初は、擁護論を主張する、
芸能人の方も、少なくはなかったかと思います。

これは、ベッキーさんのお人柄もあるのでしょうが、
芸能人であれば、
あのタイミングで、生謝罪をすることの
精神的な難しさを、理解しているからでしょう。


つまり、同族評価として、
「会見を行った勇気」(行為
を評価したわけです。

けれど、
視聴者は、客観評価として、
「会見内容の納得性」(内容
を評価し、

懐疑的、拒否的な反応を示したのでしょう。



タイミング納得性
危機管理の際には、
大切にしたいですね。

今日のお話しは、
マーケティング関連ではありませんが、

危機管理とマーケティングは、
共に、
効果的な情報発信という、
共通点を持つため、話題にあげてみました。



ちなみに、私も、
リスク・マネジメントと、
クライス・マネジメント(危機管理)という言葉、
きちんと理解していなかったのですが、

こちらによりますと、
経済産業省:先進企業から学ぶ事業リスクマネジメントより
リスクマネジメント.png


リスク・マネジメントには、
広義と狭義の意味があり、

「危機発生」を分岐として、

@狭義のリスク・マネジメント
危機発生まで(予防等)をリスク・マネジメンを、
発生以後をクライス・マネジメント

A広義のリスク・マネジメント
危機発生以後がクライシス・マネジメント
  (=@と同じ)
危機発生の前後両方を含むのが、
リスク・マネジメント

risukumane.png

ということでした♪


☆*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*☆

    マーケティングで、
      情熱を富に!! 

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posted by 秋田舞美 at 00:34| Comment(0) |  3−4.◎動画:マーケ論
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