2016年09月19日

大企業の口説き方 『君の名は。』

実は、まだ見に行っていないのですが、
「君の名は。」破竹の勢いですね。


8月26日(金)〜9月11日(日)の17日間で、
動員481万人、興行収入62億円
を、突破したとのことです。

ヒットの要因は何か?
最大のヒット要因は、
もちろん、作品の素晴らしさ。


けれど、公演開始(8月26日(金))から、
 ・封切時の公演館数301館
 ・初日3日間での興行12億円。

これは公開前決定&初動なので、
 ・作品の素晴らしさ
 ・新海監督というアイコン
 ・クチコミ・SNS
だけでは説明できません。


※数字は、オリコンスタイルより
「映画『君の名は。』勢い止まらず
  3週連続1位 累計興収62億円突破」





新海監督の前作(2013年5月公開)
「言の葉の庭」が、
  ・23館公開
  ・初動3日間 3,000万円
  ・動員数12万人以上
  ・最終興行収入 1.5億円
と、記載すれば、
(数字はウィキペディア:項目「新海誠」

「君の名は。」の成功が分かるとともに、


逆に、前回、23館での公開。
興行収入1.5億円だった監督に、
なぜ、配給元(東宝)は、
当初から301館での大型公開をしたのか?

という、疑問が浮かびませんか?

比較 君の名は。 言の葉の庭.png



どんなに素晴らしい作品でも、
公開スクリーン数が少なくては、
初動を伸ばすことはできません。



それは、もちろん、
配給元である東宝の力の入れ方。
 ・前回の実績のない監督作品を301館で公開
 ・多数の関係者が絡む製作委員会方式
 ・ヒットメーカーの川村元気氏


ちなみに、川村氏は、
26歳で「電車男」を成功に導き、その後も、
「告白」「悪人」「モテキ」など、
ヒットを連発されている、凄腕プロデューサーです。
君の名は。.png
(画像:映画『君の名は。』公式サイト


私がが気になったのは、
「東宝」 → 「消費者」
のマーケティングではなく、

「新海監督側」 → 「東宝」
へのマーケティング(というかアピール要因)

※マーケと認識していたかどうかは別として、
 結果的に、東宝が魅力と思った要因



新海監督へのインタビューでは、

公開規模はともかくとして、
僕としては一番大きな作品にしたいという
気持ちがありながら企画書を出したら、
結果的に東宝の中で徐々に扱いが大きくなっていったんです。

なので、彼らが脚本や絵コンテを見て
判断していって今の規模になったので・・・


animate Times
全ての人たちに楽しんでもらいたい、
そう思ったからこそ生まれた『君の名は。』
――新海誠監督にインタビュー




非常に、ベーシックですが、
前回の言の葉の庭も、東宝の配給ですし、
公開館数に対してみれば、
非常に高い成果をあげている。


@素晴らしい作品
     に加えて、
A実績(高い成果)
B権威付け(※受賞歴多数)

※受賞歴多数
 ドイツ シュトゥットガルト
   国際アニメーション映画祭
 「ITFS」長編映画部門 最優秀賞 など


で、多分ですが、
C企画などプロモーションの良さ
 (新海監督側→東宝という意味での)

が、入ってくるのでしょう。



「良いものなのに売れない」製品の
売上をあげるお手伝いをしている私としては、

Cに関する
企画書やプロモーターさんについて、
もう少し研究してみたいなと思っています。(笑)



「作品(商品)は素晴らしい」のに、
消費者からも、大企業からも認められないと、
お悩みの皆様。

大企業は、消費者よりは、
理詰め、データで口説いていくことができます。


大きな企業に扱っていただきたいときは、
そのあたりを念頭に。



例えば、
「良い品質」を数字として持っていない
企業さんは、結構、いらっしゃいます。

・実績(品質データ、販売数など)
・権威付け(受賞、特許、納入先の有名企業 など)


きちんと、
整理いたしましょう!



「作品の素晴らしさ」以外のヒット要因も検証したし、
ちゃんと見てこなきゃですね(^_^;



☆*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*☆

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posted by 秋田舞美 at 01:08| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考
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