高度経済成長期やバブル期など、
ものが売れに売れていた時代と、
今のように、ものが売れない時代の、
マーケティング手法は、もちろん異なります。
戦後からのマーケの歴史を大雑把に言えば。
生産志向
物不足(需要が供給より、ずっと多い)
目標:効率化
↓
販売志向
大量生産が確立し、数量確保ができるように
目標:より品質の高い製品(技術力)
↓
顧客志向
企業間競争の激化
目標:消費者のニーズを掴む

つまり、物不足の時代から、
(数量は確保できたので)高品質の時代へ、
ここまでが、企業側の成長目標(技術面中心)。
その時代の後に、
お客様のニーズに応えるという感性的側面への
移行が求められています。
このマーケティングの変遷は、
「良い物を作れば売れるのではない!」という、
時代の変遷を経た教訓を含んでいることから、
販売志向より、顧客志向が、
優れているという誤解が生じています。
事業者目線と顧客目線は、
どちらも欠くことができないもので、
マーケティング的に言っても、並列関係で有るべきものです。
事業者目線のない、事業者のこだわりのない、
事業者の愛情のない、事業者の感動のない商品など、
ただの、顧客への媚でしかありません!
マーケティングのスタンスは、
進化ではなく、並列。
誤解しないでくださいね♪