
2018年 英国バーバリーが42億円相当もの商品を焼却処分しようとしていた出来事※をはじめとし、
衣料品の廃棄問題を耳にすることも多くなってきた昨今。
※BBC NEWS JAPAN
それはただ「もったいない」だけではなく、残念ながらアパレル業界はその過程で化学物質や農薬を使用する環境汚染産業でもあります。
グローバルな観点から、廃棄衣料を減らしたい。
そして、いやそれ以上に、母として子供たちに持続可能な未来を残していきたい。
綺麗ごとの社会貢献ではなく、ビジネスとして、そして未来を産み出していく取組として継続させていくために。
発注を受けてから制作する、在庫を持たないセミ・オーダーで「捨てない」。
大切にしていた着物等を受け継いでいくリメイクで「捨てない」。

「捨てないアパレル ニィニ」はSDGsという言葉が浸透する前から、自然と「捨てないアパレル」に真摯に取り組んでまいりました。
そして、2年前。
「SDGs12.つくる責任 つかう責任」を果たすため、つくり手・製造業として「つくる責任」を果たしていくことに加えた、新たな使命にたどり着きます。
製造業者だけの努力では、廃棄衣料の問題に取り組むことはできません。
消費者のかたが「つかう責任」を考える一助になりたい。
消費者に「つかう責任」を感じていただくため、製造業者としての「つたえる責任」を果たしていきたい、と。
二年前には100人を集客し、消費者に「消費」ということの意味を投げかけたシンポジウム「未来を選び取る消費」を。

一年前には目黒蟠竜寺で、「着物リメイク」だけのファッションショーを開催いたしました。

そして、同社の取組は、学校の特別事業にも取り入れられています。
同社が以前から行っていた取組みが、今、やっと地面から顔を出しました。
この小さな芽が大輪の花となるように、どうか見守っていただければと思います。
捨てないアパレルを浸透させていくために、私としてもお手伝いしていきたいと思います!
捨てないアパレルNINI
埼玉県蕨市塚越5−50−4
電話 048-441-6581
mail info@nini.co.jp

※1階が店舗、2階がアトリエ(製造工場)になっています