2021年02月14日

認知度98%と認知度2%を分ける違い

本日はバレンタインなので、愛と感謝のお届けについて、記載したいかなと思います。


■川上と川下
下記は商品が作られてから、消費者の手に届くまでの流れの一例です。
川上川下.png

商品を最終的に消費者へ届けるのは小売業以外にも、サービス業(飲食など)、流通業(ネット通販など)だったりしますね。


モノの流れとして、
川上:消費者さんから遠いほうを
川下:消費者さんから近いほうを
と呼びます。



■認知度2%と認知度98%
話しは変わって、私、新卒で入社した時、素材系の化学メーカーにおりました。
(株)トクヤマと言いまして、社風も(そして基本的に業績も)とっても良い企業です。
トクヤマ.png
(画像:トクヤマHPより)


昔で言うとセメントを製造していたり、私がいたころの主力製品は、世界最高レベルの純度( 99.999999999%”イレブンナイン”)の高純度多結晶シリコン!
と言われても分かりませんよね。笑
半導体の高性能化を支えている、重要な材料の1つなります。


さてさて皆様、(株)トクヤマという企業名、聞いたことありますか??
残念ながら、ほとんどの方は聞いたことがないのではないかと思います。
世間の認知度2%とかですかね??



では、ライオンという会社、聞いたことがありますか??

そう、「おはようからおやすみまで」の、あのライオン。
「今日を愛する」ライオン、です。
ライオン.png
(画像:ライオンHPより)

こちらは全く逆、物心がついている人なら100%に近いかた、まぁ98%の人は知っているのではないでしょうか??



この2社、知名度で見れば2%と98%位?、雲泥の差がありますね。

しかし、下記を見てください。
トクヤマライオン.png
※単位:百万円
ライオン(2019年12月期)
トクヤマ(2020年3月期)



年度によるブレはあるものの、この2社、売上も利益もほぼ同じ水準
従業員数はトクヤマのほうが少ないものの、言い換えれば一人当たり売上、一人当たり利益についてはトクヤマのほうが大きいということになります。


にも拘らず、知名度2%の企業と知名度98%の開きがある。
これ、消費者さんが、その企業から直接モノを買っているかどうか。

川上のほうへ行けば行くほど、消費者さんからは姿が見えなくなってしまうのです。
他にも例えば、車のメーカーは分かっても、エンジンメーカー、モーターのメーカーは、かなり大きな企業でも名前を知らない人が多い。


ちなみに、個人的に無知なのも大きいのですが、私は伊藤忠という日本でもトップクラスの大企業を、就職活動をするまで知りませんでした。



■コロナの中での役割と感謝
コロナ禍の中で、懸命にお客様に配送しているクロネコヤマト、佐川急便の配達員の方に、SNSなどで感謝の気持ちを表す投稿が多く見られました。
また、スーパーでレジの方々が働いていることに対する、労いの気持ちも巻き起こっていたかと思います。

この方々、私たちの生活を支えていただいて、私としても感謝の気持ちでいっぱいです。
4233974_s.jpg


ただ考えてみてください。
消費者へ商品がいきわたっているということは、消費者に近い川下だけではなく、絶対に川上の企業さんも動いています。
スーパーにモノが並ぶには、缶詰工場の皆さん、トイレットペーパー工場の皆さん、そして、それらを消費者ではなくお店に運ぶドライバーの皆さん。
様々な人の手を介されて、商品はお手元に届きます。



もし気が付いたら、消費者さんには、そういった川上の業種にも心の中で感謝を感じてくれると嬉しいですし、

経営者さんは、消費者に対面する企業以上に、従業員さんに直接、世の中に役立っていることを伝える、
そしてこれからの時代はSDGsにも絡めた自社の社会的意義の発信を心がけていかなければいけないかもしれませんね。


本日、以前関わらせていただいたBtoBの流通会社の話になり。
そんなことを思ったりしました。

posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。