2021年02月23日

「尖り」って何?

私、「尖り型マーケティング」で商標を取っているんですが、じゃあ、「尖り」って何?と言うのを。
初期には書いていたと思うのですが、最近、ブログを更新し続けてるので再掲いたします。



「尖り」は「強み」に対する言葉として使っています。

SWOT分析をはじめとし、企業には「強み」「弱み」があり、それを
強みと弱みと言うのは、上下関係
誰が見ても、良否が分かる絶対的な指標です。

品質が高い、低い。
美味しい、マズい。
駅から近い、遠い。
値段が安い、高い。



強みをたくさん持つことは良いことなのですが、強みを追求していくということは、競合と同じ土俵で戦っていくことになります。

一方、「尖り」は特徴・個性です。


例えば、ロックとクラシック。
それぞれに「上手(強み)」「下手(弱み)」はあっても、ロックを好きなほうが上、クラシックを好きなほうが上という上下関係はありませんよね。

ですので、強みと尖りは、縦軸と横軸の関係と思ってください。
強み弱み.png

尖りとは、どう個性的であるか、どういう特徴があるかということです。
で、上下の関係ではないので、尖り=「良いこと」でなくてもいいのです。



例えば、ある女性に男性を紹介する時、
「Aさんは誠実で、お金持ちで、仕事もできて、背が高くて、イケメンで・・・・」と言われると、なんだか、逆に、どんな人物かがぼやけてきちゃいませんか??
スペックが高いのは間違いないんでしょうけど、人物像というものが伝わってきませんよね。

大らかな人間なのか、繊細な人なのか。
リーダーシップがあるのか、フォローがうまい人なのか。


一方、
「Bさんはアウトドアが趣味で、月に2回はお友達と一緒にキャンプに行っています」
と紹介したらどうでしょうか?

活発で社交的な人柄が浮かんできませんか??
そして、お付合いした時に、休日をどう過ごしたいのか、までも想像がつきますよね。
多分、彼女にも一緒にお友達とのキャンプに参加して欲しいと思うのではないでしょうか?
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Aさんの、
 ・誠実
 ・お金持ち
 ・仕事ができる
 ・背が高い
 ・イケメン
が、企業でいう強みです。


一方、Bさんの紹介事項
・アウトドアが趣味
 (月に2回は友人とキャンプ)
は、強みではなく「尖り(個性)」と言ったほうが適切です。
というのも、「アウトドアが趣味」というのは、万人にとって優れている」条件ではないからです。


Aさんの特徴は、
 ・誠実→不誠実より誠実なほうがいい
 ・お金持ち→お金はないよりあったほうがいい
 ・仕事ができる→できないよりできたほうがいい
 ・背が高い→背が低いより高いほうがいい
 ・イケメン→顔が悪いよりいいほうがいい

と、多少の好みの差はあっても、世間的に言う「好ましい状態」というのが明確。
上下関係、強み弱みでいう強みの羅列です。
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一方、上記に記載した通り、尖りの本質は万人に受けるものではなくても構わない、個性ということです。



Bさんの特徴「アウトドアが趣味」は、人によってはプラスに出ることもマイナスに出ることもありますよね・・・

インドアな女性で、キャンプなんてとんでもない!っていう女性もいますし。
友達とか交えずに、休日は二人っきりで過ごしたいという女性もいるでしょう。

全て、社会的にどちらがいいか決まっているのではなく、好みの問題。
つまり、合うか合わないか!なんですね。



繰り返しますが、
というのは、万人に受ける好条件
というのは、特徴・個性になります。


強みを積み重ねるのは大切なことなのですが、強みだけだと、いくら苦労して積み重ねても、単なる無個性で終わってしまうことがあります。
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例えば、飲食店。
美味しくするのは大変なのに、今の世の中美味しいお店はたくさんありすぎて、それだけで差別化するのはとても大変です。
ですので、加えて値段も安くしようとすると利益も減りますし、大変ですよね。
でも、ここまでやっても美味しくて安い店はたくさんあるんです。
じゃあ、店舗を綺麗にしようかとすると、これまたお金がかかる。
サービスを良くしようとすると、従業員教育は大変だしお金がかかる。

世の中、他のお店が努力をしていないのなら強みで差別化が図れるのですが、他のお店も努力していく中で、他のお店よりも目立つように、強みを積み重ねていくのは生易しいことではありません。


ですので、万人に受けるものではなくても、尖り=個性で、企業を引き立てていこうというのが、尖り型マーケティングです。
何日か、この尖り型マーケティングって何?という投稿を続けたいと思います!



次回は、
2「尖り発見秘話
  (埋もれないということ:旅館の例)
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考
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