2021年02月25日

「尖り型マーケティング」が活きる場面

尖り型マーケティングについて記載を続けていますが、その4日目です。
今日のお話は、結構観念的なお話なので、前の3日分をまだ読んでいない方は、事例が豊富な1〜3回目を先に読むことをお勧めいたします。

1日目「尖りって何?

2日目「尖り発見秘話
  (埋もれないということ:旅館の例)

3日目「強みによる情報氾濫
  (強みの弊害:ピザ屋さんの例)


尖り型マーケティングとは、一般的な感覚で言う良否・上下関係(強み・弱み)ではなく、特徴・個性である「尖り」を活かしてマーケティングを行っていくというものです。

「尖り」を作っていくということは、個性的になるということなので、ターゲットの母集団は減り、その代わり顧客を引き付ける魅力、訴求力は格段に上がります。

■尖り型マーケティングの特徴
〇企業の個性や特徴である「尖り」が中心
〇情報量をそぎ落として「尖り」を作る
〇ターゲットの母集団は減り、訴求力は上がる


ですので、顧客の要望に応えて、「強みを積み重ねて」「顧客に応えていく」マーケティングとは発想が違います。
尖り型マーケティングとの対比を分かりやすくするため、今後は、従来のものを王道のマーケティング、王道マーケティングと記載していきます。
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尖り型マーケティングはもちろん、万能ではありません。
ですので「尖り型マーケティング」に向くケースと、尖り型マーケティングは向かず、王道マーケティングのほうが向いているケースを整理してみました。



■@新規顧客かリピーターか
強みは積み重ねていくこと。
それは、多ければ多いほどいい足し算です。

けれど、尖りは多ければ多いほど伝わらなくなってしまう。
なので、そぎ落としていく引き算なんです。


情報をそぎ落としていく、尖らせていく大きなメリットは、顧客にストレートに最も必要な情報を提供し、企業の特徴を効果的に伝えることです。
ですので、まだ何も情報がない新規のお客様の心に、「この企業は他社と違う」という印象を残すことができます。
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日ごろ中小企業のマーケティングをしていて感じたのは、多くの中小企業にとって、マーケティングの課題は新規開拓だということ。
ですので、尖り型マーケティングが有用性を発揮する場面は多いのではないかと思います。


一方、強みを積み重ねていくことは、一度訪れてくれたお客様の満足向上につながります。
ですので、強みの積み重ねは、リピーターの確保そして口コミの評価上昇には大きな役割を果たします。



■A競合は不特定多
上記「@新規顧客とリピーター」と根本的には同じになり、知らない人に訴えるか、知ってる人に訴えるかという観点です。

村で2軒しかいないお蕎麦屋さん、つまり競合が明確な状態であれば、
 ・より美味しくて
 ・より店主の愛想がよくて
 ・よりボリュームがあって
 ・より店内が綺麗
な、お蕎麦屋さんのほうがいいに決まっています。
つまり、比較対象が明確なケースでは、強みを積み重ねていく王道マーケティングのほうが向いていることになります。
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一方、尖り型マーケティングは、他社の中に埋もれない、お客様の心にひっかかるフックを作ることに優れていますので、競合が不特定多数の場合に向いています。


車社会や交通網で行動範囲が広がり、またネットにより距離が関係なくご商売ができる時代。
徒歩圏内の同業他社のみをライバルとしていた時代とは、格段に競合相手が増えました。

ですので、不特定多数の中に埋もれない、不特定多数の中にいても輝きを見つけてもらえる手法である尖り型マーケティングは、現代向きなマーケティング手法と言えるかと思います。



■B大企業か中小企業か
一般的に、大企業は尖り型マーケティングよりも王道マーケティングが向いています。

理由は2つ。
 ・必要とする売上金額が大きいから
 ・知名度があるから
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▼売上金額が大きい
「尖り」を持つということは、ターゲットを減少させます。

一概には言えないのですが、大企業の場合、商品の売上目標が大きいので、ターゲットを絞ったマーケティングというのは、あまり向いていないと言えます。


▼知名度がある
「A競合が不特定多数かどうか」で記載した通り、尖り型マーケティングは、何も情報がなく埋もれそう際に、知ってもらうきっかけを作るのに優れているマーケティングです。

大手企業のように、すでに企業名や商品名が知られている場合には、王道マーケティングで対処することが適切な場合も多いかと思います。


※ただし、大手企業でも、情報量を特化させた「尖り型マーケティング」的商品を作ることで、販売にプラスになるケースはあります。



■まとめ
以上のことより、尖り型マーケティングが活きるのは、以下の3つの視点
 〇リピーターより新規顧客開拓
 〇特定の競合より、ライバルが不特定多数
 〇大企業より中小企業

この3つに当てはまるのであれば、強みを積み上げていく王道マーケティングより、尖り型マーケティングを考えたほうが、結果を出せる可能性が高くなります!


※なんだかここ数日、予約投稿がうまくいきません・・・
きちんと時間にアップできずに申し訳ありません。
本日も、再度新規記事にしてアップしなおしたりしていました。
私が何か間違っているんでしょうが、なぜー!?!?



次回の尖り型マーケティングについての説明は
都合のいい企業から、選ばれる企業へ
posted by 秋田舞美 at 06:10| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考
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