「もっと、もっとタケモット♪」
このCM、思い出せない人はいないんじゃないでしょうか??


すごいインパクトですよね。笑
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ダ〇いと言ったら失礼になりますが、あれをハイセンスだとは思わないんじゃないでしょうか。笑
一方で、
皆さんがCM企画をするとした場合、こんな大胆な案出せますか??
特に、買取とは言え、ピアノってどちらかというと「高級感」のある商品ですよね。
そこに、このインパクトのあるセンス。
タケモトピアノさんは、このCMの前にもCMを流していたけれど、全く効果が上がらなかった。
起死回生を狙った新CMでガツーーーンと世間にインパクトを与え、結果を出すことができたんですね。
他にも、ハズキルーペのお姉さんが乗って「キャッ」とか言いつつ、「壊れない」ってやつ!
渡辺謙さんをはじめとする豪華俳優陣が勢ぞろいですが、あの豪華な皆様にあんなコケティッシュな感じやらせちゃうの!?という意外性がインパクト大でした!


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この2つのCM、一般で言う「カッコいい」CMではありませんよね。
微笑ましいというか、コケティッシュというか。
カッコよく作るのは難しい。
だから、カッコよくできた時は嬉しい。
でも、印象に残るかは、別なんです。
前にご相談にきた企業さん、パッケージをオシャレにしたら売れなくなったと。
なぜか!
売り場で、ただ一つダサくて目立っていた。笑
なのに、お洒落にしたら、周囲に埋もれてしまったんですね!
ある有名観光地のお菓子メーカーであった、ウソのような本当の話です!
だって、考えてみてください。
「とってもカッコいいものをつくろう!」と決心したとたん、あなたのライバルは、日本を代表するデザイナー、世界に通ずるデザイナーの方々なのです!
競合の大手さんは、そういったデザイナーさん入れてきてますよ。
マーケティングの目的は「オシャレ〜♪」と思わせることではなく、印象に残り、売上につながることです。
センスが良いものを作るのは良いことです。
ただ、センスが良いものを作るのが目的化して、本来の目的である「売れるために」「印象に残すために」「手に取ってもらうために」というものが忘れられているケースが多い気がします。
オシャレで結果の出ないものを作るのは、単なる自己満足でしかありません。
社員さんのモチベーションや企業イメージもありますので、一概に、「ダサくしよう!」とは言えないのですが。
肩の力が抜けた、本当の意味で「センスのいい」ダサさ。
そんなアプローチ方法もありますよ♪
ちなみに、
2018年のCM賞で3冠を受賞したハズキルーペのCM。
同社経営者の松村謙三氏の渾身の力作です!