
株式会社ひろろ の取組、大胆です!
推し、つまりファンのアイドルなどの卒業や結婚でなんと10日間の有給。
推しがいる方にとっては、すばらしい制度ですね!!!
・一推し 10日間
・二推し以降 3日間
ということは、推し登録とか、推し変更した場合には、「推し変申請」とか会社にするんですかね??笑
こちらは、記事はちょっと古くて2017年1月のものなのですが。
「ペットは家族」慶弔に特別休暇 ユニ・チャームにアマゾン、企業続々

「推し休暇」「ペット慶弔」といった取組み素晴らしいですが、誰もがメリットを感じるわけではなく刺さるのは特定の相手、ただし刺さる人にはメチャクチャささる!
これ、「尖り」的な考え方だと思います。
■採用にも尖り
コロナで状況が転じたとはいえ、優秀な人材はいつの時代も不足します。
多様な働き方が求められる時代、採用活動にも「週休二日」とか「残業実績月〇時間以下」「有休取得日数〇日以上」という誰の目にも明らかなメリット(強み)アピールだけではなく、
特定の人のみの魅力だけど、その分訴求は高い「推し休暇」「ペット慶弔休暇」などのメリット(尖り)的PRも、ズバっと引き絞った人材を確保するためには良いかもしれませんね。
ちょっと違いますが、「会社で猫を飼ってる」と記載したとたん、求人が10倍になったという企業さんも以前話題になりました。
会社で「猫を飼っている」だけで求人応募が10倍に 就活にまで押し寄せる「猫ブーム」

■そして制度化を!
そして、素晴らしい取組をしていても、制度化されていないものは、許されてはいても権利ではありません。
権利でないものは、ある時、急に停止されていても主張することはできません。
なので、制度化する一番のメリットは、従業員さんのためです。
ただ、制度化は企業にとっても大きなメリットがあります。
それは、客観的なPR要素、話題性を提供してくれること。
今回の件も、口約束で「推し休暇とっていいよ〜」と言ったのではなく、就業規則にまで落とし込んだからこそ、ニュースになって配信されたのだと思います。
私、様々な審査や採点依頼されることがありますが、例えば、「健康優良法人」「女性活用先進企業」などなどのPRに、活用してますよ〜ってだけよりも、「就業規則で〇〇と規定があります!」と言ってしまえば、それだけで取組の信頼性が格段に上がります!
従業員さんにとってはもちろん、企業にとってもメリットのある制度化。
せっかく従業員さんに対して先進的な取組・心遣いをしている企業さんは、ぜひ行ってくださいね♪
※私の顧問先も、ジェンダーへの取組を制度化しようと、今、ジェンダーに強い社会保険労務士さんへの相談を予定しています♪