2021年03月19日

尖り型マーケティング=企業によってアドバイスが違う

昨日ブログを記載していて、少し前に尖り型マーケティングの説明をした時、大事なことを書いてなかったことに気がつきました!

尖り型マーケティングの特徴、というか、尖り型マーケティングを用いたコンサルティングの特徴は、企業によってアドバイスの内容が違う、ということです。


■顧客目線側からのマーケティング
これ、考えれば分かるのですが、
現在主流となっている、顧客目線に主軸を置いたマーケティング(最適化マーケティングと呼びます)では、強みを重ねていくことを根本的な考え方としています。

強みと言うのは、誰が見ても明らかな顧客にとってのメリットですから、その方向は同じになります。
そう、「早い」「安い」「うまい」です。


なので明確に理想とする姿があり、コンサルティングにもある意味、テンプレートがあります。
ですから、どの企業に対しても、同じ手法のアドバイスを行うことができる

昨日の事例でも述べました通り、例えばラーメン屋さんへのコンサル。
「できあがりから提供までは1分以内に提供できる席配置で!」
「看板は30m先から認識できるように」
「ラーメンどんぶりの内側は白に」
「今のスープの流行りは魚介系」
※内容は適当です(笑)
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こんな風に「正解」「理想とする姿」があるので、A店へしたアドバイスを、そのままB店にすることができます。



■尖り型マーケティング
一方、尖り型のマーケティングは、企業の個性に焦点を当てていくものです。
ですから、一企業一企業で、コンサルの手法が違います。


例えば、同じ建設業でも、どこをクローズアップしていくか、どこを尖りとしていくか
 ・A社:女性目線の建設業
 ・B社:木へのこだわりのある建設業
 ・C社:残業なし!従業員ファーストな建設業
 ・D社:ペットとの共生に特化した建設業

クローズアップしていく(=尖らせていく)個性によって、全くコンサルティングの内容が変わってくるので、A社にしたコンサルティング内容をB社に行っていくことはできません
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また、A社が売上を伸ばしたからと言って、B社はそれを真似ることはできません
少なくとも短期間では。

木へのこだわりのある建設業が、いきなり女性目線の建設業を真似はできませんよね。
女性の採用、技術者女性を育てる 等々から始めなければいけません。


私がすごいというわけではないのですが、
ですので、尖り型マーケティングはコンサルタントの力量が、結果に大きく影響してくることになります。



■まとめ
マーケティング手法の違い、感じていただけましたでしょうか?
尖り型マーケティングは、企業の個性である「尖り」に焦点を当てたマーケティングになりますが、それだけではなく結果として、

〇事業者主体
〇正解がない
  =他社が真似できない

といった特徴を有することになります。

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さらに、尖り型マーケティングの特徴としてもう一つ、顧客満足度を上げて市場を拡大するという大きな特徴があります!
それは、明日記載いたしますね♪

尖り型マーケティングの特徴を理解して、ぜひ自社のマーケティングに取り入れてみてください♪
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考
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