尖り型マーケティングの特徴、というか、尖り型マーケティングを用いたコンサルティングの特徴は、企業によってアドバイスの内容が違う、ということです。
■顧客目線側からのマーケティング
これ、考えれば分かるのですが、
現在主流となっている、顧客目線に主軸を置いたマーケティング(最適化マーケティングと呼びます)では、強みを重ねていくことを根本的な考え方としています。
強みと言うのは、誰が見ても明らかな顧客にとってのメリットですから、その方向は同じになります。
そう、「早い」「安い」「うまい」です。
なので明確に理想とする姿があり、コンサルティングにもある意味、テンプレートがあります。
ですから、どの企業に対しても、同じ手法のアドバイスを行うことができる。
昨日の事例でも述べました通り、例えばラーメン屋さんへのコンサル。
「できあがりから提供までは1分以内に提供できる席配置で!」
「看板は30m先から認識できるように」
「ラーメンどんぶりの内側は白に」
「今のスープの流行りは魚介系」
※内容は適当です(笑)

こんな風に「正解」「理想とする姿」があるので、A店へしたアドバイスを、そのままB店にすることができます。
■尖り型マーケティング
一方、尖り型のマーケティングは、企業の個性に焦点を当てていくものです。
ですから、一企業一企業で、コンサルの手法が違います。
例えば、同じ建設業でも、どこをクローズアップしていくか、どこを尖りとしていくか
・A社:女性目線の建設業
・B社:木へのこだわりのある建設業
・C社:残業なし!従業員ファーストな建設業
・D社:ペットとの共生に特化した建設業
クローズアップしていく(=尖らせていく)個性によって、全くコンサルティングの内容が変わってくるので、A社にしたコンサルティング内容をB社に行っていくことはできません。

また、A社が売上を伸ばしたからと言って、B社はそれを真似ることはできません。
少なくとも短期間では。
木へのこだわりのある建設業が、いきなり女性目線の建設業を真似はできませんよね。
女性の採用、技術者女性を育てる 等々から始めなければいけません。
私がすごいというわけではないのですが、
ですので、尖り型マーケティングはコンサルタントの力量が、結果に大きく影響してくることになります。
■まとめ
マーケティング手法の違い、感じていただけましたでしょうか?
尖り型マーケティングは、企業の個性である「尖り」に焦点を当てたマーケティングになりますが、それだけではなく結果として、
〇事業者主体
〇正解がない
=他社が真似できない
といった特徴を有することになります。

さらに、尖り型マーケティングの特徴としてもう一つ、顧客満足度を上げて市場を拡大するという大きな特徴があります!
それは、明日記載いたしますね♪
尖り型マーケティングの特徴を理解して、ぜひ自社のマーケティングに取り入れてみてください♪