2021年03月24日

ゴールの共有

■講演も
もしかしたら、前に記載したかもしれないのですが・・・

ある、講演者さんとお仕事をした時。
いらっしゃってすぐ、ゴールはなんですか?」と質問されたんです。


私は、中小企業の経営者さん
又は金融機関などの中小企業へアドバイスをする方なので、
目的は、ほぼ共通なんですよね。
 〇自社のマーケティングのポイント
   or
 〇経営者さんにアドバイスするポイント
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一方、その方は例えるなら「モチベーション」「生き方」みたいなテーマの方なので、
 ・PTA
 ・経営者
 ・子供たち
 ・営業職の人たち
等々、様々な受講者さんのケースがあるらしく。


それぞれに、求められるものが違いますよね。
最初にゴールを共有して、パフォーマンスする。


何事にも有用ですね。



■コンサルも
私は、マーケティングのコンサルタントですが、大企業ではなく、中小企業の経営者さんなので、それぞれの目指すものは大きく違います。


目指すものとしても、
利益を第一に考えるか、社会への貢献性を考えるか、社員の成長を考えるか。

目指す規模としても、
外注などを増やしてでも売上の急拡大を目指すか、品質を保持するために自社内で製造できる範囲での無理のない売上拡大を目指すか。

そうなると、5年後の目標が3倍の企業もあれば、2割増しの企業もある。
マーケティング的な、仕事を取れるかという意味の売上確保はもちろんですが、目指す方向としても、どういった意志をもってするのかで、マーケティングも全く変わってくるのです。
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例えば、ある経営者さんは、今、取ってこれる簡単な仕事は世間にたくさんあるけれど、そういった仕事ばかり取ってくると、社員が成長しない。
そういう業務ではなく、クリエイティブな仕事を取ってきて、社員に仕事の楽しさを覚えつつ成長して欲しいと、素晴らしい考え方を持ってらっしゃいました。

ですので、そういったケースでは私の使命も売上金額の拡大ではなく、売上のの向上になります。


「社長は、どうしたいですか?」
「どう考えていますか?」

毎回聞いているつもりではありますが、さらに意識してゴールを共有していきたいなと気づかせていただいた出来事でした。



■プライベートも
なんで、急にこんなことを思い出したかと申しますと。

ちょっとしたトラブルについて、どうしたらいいかと友人・知人数人に相談をいたしました。
考えていただいたその解決手法、色んなものがあって。


例えばですが、お金を第一に考えるもの。
関係者との関係性が悪化しないことを第一に考えるもの。

ハッキリ責任の所在を判明させ、蹴りをつけるもの。
なぁなぁで波風を立てないもの。
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多分、どれが正しいとかではなく、自分なりにピンとくるアドバイスと、論理的には分かるんだけどピンとこないものがありまして。

これって、感性としてのゴールが共有できるかできていないかですよね。


波風を立てずにいたいのに、金銭的に最大限の利益を得るためのアドバイスをされても、ピンとこないでしょうし。
逆に、きちんと金銭的な賠償を請求したいのに、なぁなぁで済ませようとしても逃げ腰に見えるだけでしょう。


プライベートでもビジネスでも、ゴールの共有って大切だなと思いました。
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年03月23日

お客様に失礼な行為

私、講演、つまりお話しすることは本業ですので、
「ちょっとお話ししてくださいよ」
というのを受けることはできません。

これなぜかというと、自分の損得ではなく、私に価値を感じてお金を支払ってくれている方に失礼に当たるから。


「毎年呼びたいけど、予算がないのでまた再来年お呼びします」
というようなことを言ってくださる方もいるなかで、無料でお話しするのは、ちょっと違うかなと。


ボッタクリたい、儲けたい、金に汚い、からくる感情ではないことはご理解ください。



またコンサルについても、個別の案件について、世間話以上の受け答えをするのも同様です。


コンサルについては、他のお客様に失礼なだけではなく、さらに責任を負えないからです。
尖り型マーケティングは、理想の姿がある王道のマーケティングと違って、個々の企業に合わせた提案を行っていくので、綿密なヒアリングが欠かせません。

ちょっと世間話した程度ヒアリングでのアドバイスだと、大事故につながりませんので・・・


現在、私に無料で相談しようとする方は、ほぼいないので、個人的な問題への注意喚起ではないです!



なお個人的に、相談料・顧問料は、覚悟だと思っておりますし、画一的な提案をのではないので、講演と違って、金額にはあまりこだわりません。

初回相談も5,000円〜でお受けしております♪

タイムチケット・販売ページ
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※自らの意志で、何らかの役に立ちたいと意図があってするボランティアは、本業業務であっても無料とは違い、意思決定だと思います


私を選んでくれた皆様のためにも、今後も誇らしくお仕事をしていきたいと思っております♪
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年03月22日

ちょっと待った! 言っちゃいけない自己PR!

口頭で聞いただけで、きちんと確認しておらず、ネットでも見つけられなかったので、細部やエピソード違ってるのかもしれないのですが・・・

15年ほど前、札幌の某テレビ局のかたが、
「評論家はいらない」
(いう趣旨のこと?)を、採用の際のキャチコピーにしたとお話ししておりました。


趣旨は、
行動せずに、悪いところ指摘するだけの人間はいらないと。
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例えば、
発想を思いつく人 100万人
  ↓
ビジネスモデルまで考え付く人 1万人
  ↓
行動に移す人 10人
  ↓
事業を軌道に乗せられる人 1人



思いつく、計画する、実行する、結果を出す。
それは、全く違うことです。



何か、成功した企業や事業を見て、
「俺も、あれ思いついてたんだよ〜!」
と、自分の優秀さをPRしようとしている皆様、

それは、優秀さではなく、
「自分は行動力がない
んですよ〜!」
と、公言してると受け取られかねませんよ。


自分で実際に事業を起こして、実行する大変さを痛感している創業者さん相手では、特にそうです。
転職活動含めて、自己PRの内容には気を付けましょうね。笑
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■名言 × 2
何かと別件で話題の方ではありますが、世界的経営者のあの方もこんな名言を残してらっしゃいます。

素晴らしい計画は不要だ。
計画は5%、実行が95%だ。

■カルロス・ゴーン日産自動車株式会社社長)


また、世界の多くの国の認証機関で採用され世界シェア80%を有するエンジン排ガス測定装置を商品に持ち、東証1部の上場企業 堀場製作所の創業者からも、以下の言葉があります。

評論家はいらないのです。
反対意見は大いに結構、
しかし必ず代案を出しなさい。

■堀場 雅夫株式会社堀場製作所創業者)


実行するのではなく、代替案という言葉ですが、前へ進める一歩と言う意味では、同じ趣旨と言えるでしょう。
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年03月21日

商品も市場も需給関係

■復習:商品と需給関係
以前、モニター結果2割の商品と8割の商品、どちらを製品化しますか?という過去ブログを記載いたしました。


商品が売れる売れないって、人気ではなく需給関係。

例えば、ある商品の色違いで、人気順に並べると
 1位 黒:60%の人が支持
 2位 白:30%の人が支持
 3位 赤:10%の人が支持


じゃあ、売るには黒を作ればいいかと言うと違います。
需要(お客さんの数)と供給(競合相手の数)で需要のほうが多くなっているものを選ぶ必要があるのです。

上記のような状態でも、競合の製品数が、
 黒 75%
 白 30%
 赤 5%
だった場合。
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黒は、需要より供給のほうが15%多いので、商品が売れずに余ります
白は、需要と供給が同数なので、適切に売れば余りはしません。

一方、
赤は、供給より需要のほうが5%多いので、大人気の品切れ状態です。
元の数字が小さいので、需要(10%)は供給(5%)の2倍あるということになります。



■市場と需給関係
これ、市場にも同じことが言えます。

人気の商品が売れるのとは限らないと同様、小さな市場より大きな市場が売れるとも限りませんし、
さらに、衰退市場より成長市場が売れるとも限りません!


▼成長市場の危険性
成長市場でも競合が多ければ、売れません。
また、成長市場の恐ろしいところは、これからどんどん競合が参入してくること!

そして、大手ほど人数の大勢いるマスな市場を狙いますので、誰もが知っている大企業が、新たなライバルになるという恐ろしい事態も起こりえます。


ですので、瞬間最大風速として、この1年売上を上げる!という趣旨でしたら、進出は成功するでしょうが、
需要は成長するにしても、競合の成長度・拡大度が見えない状況では、3〜5年後の需給バランスはどうなるんだろうなぁと不安な市場でもあると思います。


例えば、ペット関連の市場は、拡大を続けていますが、

セブンイレブンのセブンプレミアム シリーズでもドッグフードが発売され、
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(画像:オムニ7 HPより)


2017年にはイオンも高級ドッグフード市場へ参入を決めたそうです。
イオン、高級ドッグフード市場参入 愛犬へ出費惜しまぬ飼い主



▼下げ止まりの衰退市場例
逆に、衰退市場でも、競合が少なければ商品は売れます。
衰退市場と一口に言っても、今、5年後にはさらに半減しているだろう衰退真っただ中市場もあれば、
最盛期の10分の1になっていても、一定の需要があるところで下げ止まっている衰退市場もあります。

例えば、
ワープロの修理業者、レコードの周辺機器、フィルムカメラ周辺市場など、市場は著しく小さくなりましたが、愛好家やマニアが存在する場合。
市場も小さくなったけど、競合も撤退した後であれば、残ったファンを相手にして、安定的な業績をあげている企業もあります。
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▼新たな活路を見出した衰退市場
また、衰退市場でも、新たな手法で活路を見出すケースもあります。
印刷業界は、紙文化からネット文化への移行で、ビジネスでの市場全体は少なくなりました。
雑誌なども休刊に追い込まれておりますし。

けれど、
格安ネット印刷の企業は、急成長している企業が多くあります。
こちらは、今まで町の印刷店や大手印刷会社に出していた印刷を、格安印刷に切り替えたビジネス・ユーザーが多くいることが要因の一つ。
そして、もう一つ、格段に安くなったため、チラシやパンフレットなど、個人や小規模企業で、今まで印刷物を発注できなかったターゲットが気軽に印刷を始めたという要因もあるかと思います。



■まとめ
ですので、一番人気の商品をつくればいいのではないのと同様に、市場も
 〇成長市場=進出すべき
 〇衰退市場=避けるべき

というわけでは、決してありません。


ちなみに、私、ビジネスコンテストの審査委員や補助金の審査委員をすることがあるんですが、
その評価項目に、「成長市場であるかどうか」というのが入っている場合が、結構あるんですよね。
成長市場=好ましい、衰退市場=危険な市場 と認識しているわけではない私としては、ムムムムムって思ってます・・・
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年03月20日

景気を浮揚させます!

■復習:顧客目線のマーケティングの弊害
昨日記載しました通り、顧客目線を主軸としたマーケティングは、強み(=良い状態)がハッキリしていますので、理想とする姿があり、ラーメン屋さんであれば、

「できあがりから提供までは1分以内に提供できる席配置で!」
「看板は30m先から認識できるように」
「ラーメンどんぶりの内側は白に」
「今のスープの流行りは魚介系」
※内容は適当です(笑)

のように、どのラーメン屋さんにも当てはまる画一的なマーケティング・コンサルティングをすることができます。


一方で、「早い」「安い」「うまい」などの強みを追求していくマーケティングは、行き過ぎると安売りや値段に対して過剰すぎるサービスで企業の首を絞めるケースもあります。



■尖り型マーケティングでの顧客単価アップ
一方、尖り型マーケティングは、個性を活かしたマーケティングですので、マスとしてのお客様ではなくお客様の多様性に応じたニーズを満たしていくことになります。

以下のような4社の建設業者がいた場合、A社、B社、C社、D社では、提供する商品の特徴が全く違いますので、必然的にコンサルティング内容も全く違ってきます。
 ・A社:女性目線の建設業
 ・B社:木へのこだわりのある建設業
 ・C社:残業なし!従業員ファーストな建設業
 ・D社:ペットとの共生に特化した建設業
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ペットと暮らしたい人であれば、家を建てる際に、ペットが滑らない床材、ペットが汚してもふき取りやすい壁紙 等々の対応があれば、満足度があがるでしょう。
そして、他の建設業者に比べて少し単価が高くても、ペットに強いD社を選びたいと思うでしょう。

結果として、お客様1件当たり売上金額もあります。
人は、自分がこだわっているものに対しては、お金を出すものなのです。


話しは飛びますが、私も、オフィスチェアを買いに行った時、数千円〜1万円台前半のつもりで行ったのに、腰痛改善用の椅子に巡り合ってしまい、40,000円の椅子を購入してきました!
「椅子」というカテゴリでありながら椅子ではなく、
  「椅子」+「腰痛改善健康器具
としての価格と言う捉え方になっています。


同様に、ペット対応した住宅も、「住宅」分の価格だけではなく、ペットの洋服やペットのおもちゃなどと同じ、「ペットへの愛情費」が含まれているのです。

「ペット対応に特化した住宅の価格」
   =「住宅建設費」+「ペットへの愛情費」




■尖り型マーケティングの市場拡大
また、客単価のアップだけではなく、特徴的な企業がでることは、業界へスポットが当たる機会が増え、業界の活性化・市場の拡大につながります。


例えば、スポーツ選手。
石川遼君が出たことで、ゴルフの市場は活性化しました。

浅田真央ちゃん、羽生結弦選手が出たことで、フィギュアスケートの人口は大幅に増加しました。

※敬称は、なんとなく多数の方々が呼んでいるものにしてみました・・・



実際のビジネス、商品についても、同様のことが言えます。

2006年 高カカオで機能性を高めたチョコレート効果のヒットを皮切りに、
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(画像は明治HP「チョコレート効果」より)


チョコレート製品は、今や年間の各種ヒット商品番付や年間ヒット商品ベスト〇といったランキングの常連と言って差し支えないでしょう。
 2016年 ザ・チョコレート
 2018年 セブンイレブンのチョコミントスイーツ
 2020年 ルビーチョコレート


これらの商品には、今までの商品の延長ではなく、コンセプトのつくりかた的に言うと「未知の良さ」、競合とは一線を画す、圧倒的な尖りがあること。
そして、付加価値が高く、一般のチョコレートよりも単価が高いことが特徴です。

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(画像は、明治HP「ザ・チョコレート」より)


【各商品の尖りポイント】
チョコレート効果・・・高カカオ&機能性チョコレート

ザ・チョコレート・・・大人の嗜好品としてのチョコレート
(カカオ割合の大幅アップ&明示)


そして、これらの尖りを持った新製品が出たことによって、その企業だけではなく、チョコレートにスポットがあたり、チョコレートのファンが増加し、チョコレートの市場は拡大しました。
(チョコレート効果、ザ・チョコレート 共に明治の商品です)


チョコレートの市場は、ここ10年35%も増加したそうです!

チョコ市場は10年で35%成長!日本は世界3位の消費大国だった
(ダイヤモンドオンライン)



■景気を浮揚させるマーケティング
尖り型マーケティングは、売上が伸びた一社の利益になるだけではなく、
業界を活性化させ、市場を拡大し、ひいては景気を浮揚させるマーケティングです。


尖りを持った高付加価値商品がヒットする。
  ↓
その企業の利益(利益率も!)がアップする
  ↓
さらに業界にスポットがあたる
  ↓
業界自体が活性化する。
  ↓
その業界市場が拡大する
  ↓
景気が浮揚する!!



競合から奪うマーケティングではなく、創造するマーケティング
そう信じて、今日も尖り型マーケティングを普及させていきます!
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年03月19日

尖り型マーケティング=企業によってアドバイスが違う

昨日ブログを記載していて、少し前に尖り型マーケティングの説明をした時、大事なことを書いてなかったことに気がつきました!

尖り型マーケティングの特徴、というか、尖り型マーケティングを用いたコンサルティングの特徴は、企業によってアドバイスの内容が違う、ということです。


■顧客目線側からのマーケティング
これ、考えれば分かるのですが、
現在主流となっている、顧客目線に主軸を置いたマーケティング(最適化マーケティングと呼びます)では、強みを重ねていくことを根本的な考え方としています。

強みと言うのは、誰が見ても明らかな顧客にとってのメリットですから、その方向は同じになります。
そう、「早い」「安い」「うまい」です。


なので明確に理想とする姿があり、コンサルティングにもある意味、テンプレートがあります。
ですから、どの企業に対しても、同じ手法のアドバイスを行うことができる

昨日の事例でも述べました通り、例えばラーメン屋さんへのコンサル。
「できあがりから提供までは1分以内に提供できる席配置で!」
「看板は30m先から認識できるように」
「ラーメンどんぶりの内側は白に」
「今のスープの流行りは魚介系」
※内容は適当です(笑)
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こんな風に「正解」「理想とする姿」があるので、A店へしたアドバイスを、そのままB店にすることができます。



■尖り型マーケティング
一方、尖り型のマーケティングは、企業の個性に焦点を当てていくものです。
ですから、一企業一企業で、コンサルの手法が違います。


例えば、同じ建設業でも、どこをクローズアップしていくか、どこを尖りとしていくか
 ・A社:女性目線の建設業
 ・B社:木へのこだわりのある建設業
 ・C社:残業なし!従業員ファーストな建設業
 ・D社:ペットとの共生に特化した建設業

クローズアップしていく(=尖らせていく)個性によって、全くコンサルティングの内容が変わってくるので、A社にしたコンサルティング内容をB社に行っていくことはできません
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また、A社が売上を伸ばしたからと言って、B社はそれを真似ることはできません
少なくとも短期間では。

木へのこだわりのある建設業が、いきなり女性目線の建設業を真似はできませんよね。
女性の採用、技術者女性を育てる 等々から始めなければいけません。


私がすごいというわけではないのですが、
ですので、尖り型マーケティングはコンサルタントの力量が、結果に大きく影響してくることになります。



■まとめ
マーケティング手法の違い、感じていただけましたでしょうか?
尖り型マーケティングは、企業の個性である「尖り」に焦点を当てたマーケティングになりますが、それだけではなく結果として、

〇事業者主体
〇正解がない
  =他社が真似できない

といった特徴を有することになります。

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さらに、尖り型マーケティングの特徴としてもう一つ、顧客満足度を上げて市場を拡大するという大きな特徴があります!
それは、明日記載いたしますね♪

尖り型マーケティングの特徴を理解して、ぜひ自社のマーケティングに取り入れてみてください♪
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年03月17日

「論理的」という言葉

本日のブログは、マーケティング論でもなくアドバイスでもなく、まぁ、結論の出ない雑感なんですが・・・


私、あんまり感情に流されたりしないし、理屈っぽいところがあるので、どっちかっていうと、自分は割と「論理的」「理性的」な人間だと思ってきました。

※感動はよくします
※だけど、感動が行動に影響を与えることは少ないです




ただ、私、人口上位2%の高IQを持つメンサという団体、そして経営診断学会という学会に所属しておりまして。
リアル又はFacebookで会員の方々の活動に触れるにつれ、自分って、論理的ではないのかもなと思うに至りました。
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私は、効率的でない仕事の仕方があまり好きではありません。
なので、無駄だと思う行為があれば、改善したいと思ってしまいます。
(たまに、余計な事だったりもするんですが・・・)

※その分プライベートでは、グダーって寝てばっかりです



辞書によりますと、
論理的
1 論理に関するさま。
2 論理にかなっているさま。きちんと筋道を立てて考えるさま。
(デジタル大辞泉 小学館)


論理
1 考えや議論などを進めていく筋道。
思考や論証の組み立て。
思考の妥当性が保証される法則や形式。
2 事物の間にある法則的な連関。
(デジタル大辞泉 小学館)

1 議論・思考・推理などを進めて行く筋道。
思考の法則・形式。論証の仕方。
2 物事の中にある道理。また、事物間の法則的なつながり。
(精選版 日本国語大辞典)



法則、筋道、道理・・・
そして、妥当性・・・


私が思っていた「論理性」という言葉は、「実現可能性」「効率性」を加味した上で、リスクも鑑みた上での労力対効果の上から、そう判断することが妥当だ、というものなのですが、

「理屈としては正しいが効率的ではない」
「理屈としては正しくないが効率的」
これ、どちらを選ぶのが論理的な人間なんですかね??
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例えば、ある課長承認が必要な書類があったとします。
急ぎの承認をして欲しい時、課長は休みで部長が近くにいたとします。
この時、部長に承認をもらって、後で課長に報告する行為はNGかどうか。

そして、もし部長でOKだというのなら、別部署の部長だったらどうか?
別課の課長だったらどうか?
数千人規模の会社の社長だったらどうか?

他にも、急ぎとは言っても明日でも間に合うのだったらどうか?
電話やメールで課長とやり取りができるのだったらどうか?


ルールがあったとしても、
 ・ルール制定の趣旨が守れるか
 ・利便性
 ・緊急度
 ・破った場合の不都合
などのシチュエーションに応じて、臨機応変な対応をするかしないかです。



私は、報告さえしてしまえば、それなりの現場判断で良いと捉えてしまう人間です。
それが正しいとかは全然思っておらず、私のような対応は不適切な場合ももちろんあります。


多分、タイプ的にビジネスに向くタイプと、法律家や研究者・エンジニアなどの専門職に向くタイプの違いなんだと思うんです。

よくドラマや漫画でも、「仕事ができる人=論理的」な描かれ方をしていますが、実際には効率的のほうが正しいんですかね??
日本語の語幹としてどうなんでしょう。
ちょっと思ってみたりしました。
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とにかく、私って自分って思ってるほど論理的じゃないんだなぁと感じる今日この頃♪
そして、様々な感性の人がいて、なるほど!と興味深い出来事が巻き起こる今日この頃です♪



「感覚的(感情的)」、「論理的(理性的)」の二元論ではなく、
「感覚的」、「論理的」の間に、「効率的」?「現実的」?が入るのかなぁなんて思ったり。



けれど、論理性志向(ロジカルシンキング)という場合の論理的は、効率性等も加味したビジネス的なニュアンスが強い気がしますよね。

うーん、論理的って何なんだろう・・・笑
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年03月16日

コーポレートカラー らららら♪

以前、CIについてお話しいたしましが、
(過去ブログ:CIが生んだ悲劇
ロゴなどを統一したCIってハードルが高いと思われる方も、まずはコーポレートカラーから注意してみてください!


さてさて、皆さんの会社はフリーペーパーに広告をだしました。
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こんなの。


けれど、会社のホームページは薄い緑で、看板も薄緑でした!
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これ、広告を見て「行ってみよう!」って思ったお客様、一瞬で同じ企業と認識できますか??


さらに言えば、この看板が並んでいた場合、どちらを広告で見た企業と認識しますか?
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実験結果で出ているわけではありませんが、一般的な感覚として、
色彩 > 形状 > 文字
になります。


他にも例えば、市内に数店舗展開する本屋さんがあったとして。
どれとどれが、同じチェーン店だと思いますか??
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多くの方は文字情報があっても、色に引きずられちゃいますよね。
文字の情報って、思っているよりもずーっと頼りないんです。



色彩が統一されていないと、他社と見分けるための視認性が下がるだけではありません。
広告は繰り返しお客様にインプットすることで、大きな効果をあげることが出ます。
これをザイオンス効果(単純接触効果)といいます。


ザイオンス(ザイアンス)効果
(単純接触効果)
繰り返し同じ人やものに接すれば接するほど、警戒心が薄れ、印象(特に好意的な印象)が高まるという効果
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ですので、いろんな広告、ホームページ、名刺 等々、コーポレートカラーがきちんとしていないと、同じ企業と認識してもらえない。
=広告を出しても出しても、期待する効果は得られないということになります!



ちなみに、数年前から、私のコーポレートカラーはです♪
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パソコン3台も、全部 赤♪
名刺も赤♪
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そして、顧問先さんも私の赤好きを理解してくれているので、顧問先の会議室にも、私用の赤い椅子を買ってくれました(笑)
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私、もともと赤は好きな色ですが、青も緑も黒も好きなので、「コーポレートカラー=赤」って決める前は、色んな色彩を使ってました。

一生ものを思って購入した万年筆が青なのは、ちょっとどうしようかなぁと思ってますのと、出張の時のインパクトが大きいスーツケースもどうしようかなぁと思ってます。
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なんで、もとからこんな赤々していたわけではなく、意図的に、赤を選んでいるんですね。
皆様も、まずはコーポレートカラーを意識するところから始めてみてはいかがでしょうか?


以上、ホームページ&ブログは、赤になり切れていない秋田からの提案でした!
今年後半までには、HPも赤にリニューアルします!
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年03月15日

従業員規則にも! 尖りと制度化

「推しの卒業決定で10日間の有給付与」 “オタ活”への理解が深すぎる企業に「最高の会社」「まじでホワイト」の声
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株式会社ひろろ の取組、大胆です!



推し、つまりファンのアイドルなどの卒業や結婚でなんと10日間の有給
推しがいる方にとっては、すばらしい制度ですね!!!

・一推し 10日間
・二推し以降 3日間
ということは、推し登録とか、推し変更した場合には、「推し変申請」とか会社にするんですかね??笑



こちらは、記事はちょっと古くて2017年1月のものなのですが。

「ペットは家族」慶弔に特別休暇 ユニ・チャームにアマゾン、企業続々
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「推し休暇」「ペット慶弔」といった取組み素晴らしいですが、誰もがメリットを感じるわけではなく刺さるのは特定の相手、ただし刺さる人にはメチャクチャささる!
これ、「尖り」的な考え方だと思います。



■採用にも尖り
コロナで状況が転じたとはいえ、優秀な人材はいつの時代も不足します。

多様な働き方が求められる時代、採用活動にも「週休二日」とか「残業実績月〇時間以下」「有休取得日数〇日以上」という誰の目にも明らかなメリット(強み)アピールだけではなく、

特定の人のみの魅力だけど、その分訴求は高い「推し休暇」「ペット慶弔休暇」などのメリット(尖り)的PRも、ズバっと引き絞った人材を確保するためには良いかもしれませんね。


ちょっと違いますが、「会社で猫を飼ってる」と記載したとたん、求人が10倍になったという企業さんも以前話題になりました。

会社で「猫を飼っている」だけで求人応募が10倍に 就活にまで押し寄せる「猫ブーム」
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■そして制度化を!
そして、素晴らしい取組をしていても、制度化されていないものは、許されてはいても権利ではありません。
権利でないものは、ある時、急に停止されていても主張することはできません。

なので、制度化する一番のメリットは、従業員さんのためです。
ただ、制度化は企業にとっても大きなメリットがあります。


それは、客観的なPR要素、話題性を提供してくれること。
今回の件も、口約束で「推し休暇とっていいよ〜」と言ったのではなく、就業規則にまで落とし込んだからこそ、ニュースになって配信されたのだと思います。


私、様々な審査や採点依頼されることがありますが、例えば、「健康優良法人」「女性活用先進企業」などなどのPRに、活用してますよ〜ってだけよりも、「就業規則で〇〇と規定があります!」と言ってしまえば、それだけで取組の信頼性が格段に上がります!


従業員さんにとってはもちろん、企業にとってもメリットのある制度化。
せっかく従業員さんに対して先進的な取組・心遣いをしている企業さんは、ぜひ行ってくださいね♪


※私の顧問先も、ジェンダーへの取組を制度化しようと、今、ジェンダーに強い社会保険労務士さんへの相談を予定しています♪

posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年03月13日

ダサいは正義!

皆さん、思い出してください。
「もっと、もっとタケモット♪」
このCM、思い出せない人はいないんじゃないでしょうか??
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すごいインパクトですよね。笑

CMはコチラから見られます


ダ〇いと言ったら失礼になりますが、あれをハイセンスだとは思わないんじゃないでしょうか。笑

一方で、
皆さんがCM企画をするとした場合、こんな大胆な案出せますか??

特に、買取とは言え、ピアノってどちらかというと「高級感」のある商品ですよね。
そこに、このインパクトのあるセンス。


タケモトピアノさんは、このCMの前にもCMを流していたけれど、全く効果が上がらなかった。
起死回生を狙った新CMでガツーーーンと世間にインパクトを与え、結果を出すことができたんですね。



他にも、ハズキルーペのお姉さんが乗って「キャッ」とか言いつつ、「壊れない」ってやつ!
渡辺謙さんをはじめとする豪華俳優陣が勢ぞろいですが、あの豪華な皆様にあんなコケティッシュな感じやらせちゃうの!?という意外性がインパクト大でした!
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CM1.png
CMはコチラから



この2つのCM、一般で言う「カッコいい」CMではありませんよね。
微笑ましいというか、コケティッシュというか。



カッコよく作るのは難しい。
だから、カッコよくできた時は嬉しい。
でも、印象に残るかは、別なんです。


前にご相談にきた企業さん、パッケージをオシャレにしたら売れなくなったと。
なぜか!
売り場で、ただ一つダサくて目立っていた。笑
なのに、お洒落にしたら、周囲に埋もれてしまったんですね!

ある有名観光地のお菓子メーカーであった、ウソのような本当の話です!



だって、考えてみてください。
「とってもカッコいいものをつくろう!」と決心したとたん、あなたのライバルは、日本を代表するデザイナー、世界に通ずるデザイナーの方々なのです!
競合の大手さんは、そういったデザイナーさん入れてきてますよ。


マーケティングの目的は「オシャレ〜♪」と思わせることではなく、印象に残り、売上につながることです。

センスが良いものを作るのは良いことです。
ただ、センスが良いものを作るのが目的化して、本来の目的である「売れるために」「印象に残すために」「手に取ってもらうために」というものが忘れられているケースが多い気がします。


オシャレで結果の出ないものを作るのは、単なる自己満足でしかありません。

社員さんのモチベーションや企業イメージもありますので、一概に、「ダサくしよう!」とは言えないのですが。

肩の力が抜けた、本当の意味で「センスのいい」ダサさ。
そんなアプローチ方法もありますよ♪


ちなみに、
2018年のCM賞で3冠を受賞したハズキルーペのCM。
同社経営者の松村謙三氏の渾身の力作です!
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年03月10日

モニター結果2割の商品と8割の商品、どちらを選ぶか?

さてさて、あなたはA商品とB商品を作りました。

商品のモニターを募集したところ、お客様の評価は
 ●試作品A 8割
 ●試作品B 2割
という結果に。
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皆様、どちらの試作品を商品化しますか??


ほとんどの方が、Aを商品化しますよね?
けれど、中小企業のマーケティングとして、それは売れるでしょうか???



さてさて、
こちら目薬のアンケートでして、
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※マイボイスコム株式会社
インターネット調査、2019年4月1日〜5日、10,507件



目薬の利用場面として
 @ 疲れ目 64.6%
 A 目がかゆい
 B 目が乾いたとき
 C 目がかすむ
 D 目を酷使
 E 花粉等アレルギー
 F 目に異物感
 G 充血 13.2%
が挙げられています


さてさて、私は、目薬を「充血解消」のために使っている
13.2% ユーザーの一人なんですが、

充血解消は、順位にして8位。
1位疲れ目の64.6%に比べたら、5分の1の支持率です。


で、それを踏まえつつ。
先日、お店に行きましたら、目薬ってすごーく種類がありますね。
ザックリ数えたんですが、70数種類ありました。



な・ん・で・す・が!!!

●メインの効用が「目の充血」
   &
●それがパッケージからすぐ伝わってくる商品

これしかなかったんです!
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私はもちろん、こちらを購入いたしました!


製造&販売元である
ツルハグループマーチャンダイジングさん&佐賀製薬さん、
ありがとうございます♪

ツルハは大きい企業グループではありますが、
ロート製薬、参天製薬、ライオン等に比べると目薬のシェアは低い、
つまり「目薬メーカー」としての訴求力は弱いですよね。

でも、私は値段も、清涼感も、商品名も、会社名も何も気にせずに、
「目の充血特化!」というだけでこちらを購入したのです。



売れる商品って、
× 好きな人数が多い商品
 供給より需要が多い商品
なのです!

店頭に目薬が70種類あるとすれば、
1アイテムの比率は「1/70」で、1.43%。

つまり、

  1.43%   <<< 13.2%
 アイテム数(供給) アンケート結果(需要

になっているんですね。



支持率が2割でも、
周りの商品を見て、その商品の割合が2割以下だったら商品は売れます。

一方、支持率8割の商品でも、
競合含めて、8割以上が同じコンセプトの商品であれば売れないのです。



もっと大げさにいれば、5%の人しか好きではない商品でも、
その商品の供給が5%以下だったら売れるということです。


当たり前のことなのに・・・
人の心の常として、モニター試験をすると、
一番人気のあった試作品を商品化したくなるんですよね。笑

市場への製品供給の関係、気を付けてまいりましょう♪


※アンケートの複数回答や店頭へ並ぶまでの競争原理などありまして、
実際にはこんなに単純ではありませんが。
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年03月08日

私は、結構気が短いです(笑)

私、ボーっとしてるしトロトロしてるんですが、実は、結構気が短いです(笑)
キレたり怒ったりするとかするタイプではないんですが、何かを進めるためのお返事は、なるべく早く欲しいほうです。

ビジネスでもプライベートでも、特に、日程調整などのお返事が遅いと、カリカリカリカリしちゃいます(笑)


特に、プライベートだと、私みたいな自由業は、ビジネスのアポとプライベートのアポを同列にして予定を立てるため、早く決めれば早く決めるほど、好きに日程が組める。
けれど、日にちが近づいてしまうと、NGになる日が増えてきてしまう。
ただ、会社員のかたは近づかないと、忙しさなどの予定が見えなかったりするんでしょうね。

分かっちゃいるんですが、カリカリしちゃいます(笑)
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ただプライベートでの雑談に、すぐに返事が欲しいかというと、そんなことはなく・・・
私の一番仲の良い友人は、LINEをしても2〜3日お返事がなかったりします。笑
けれど、その友人は日程調整などのLINEには、すぐにお返事をくれる。

そういう返事が遅くてもいいシチュエーションと、返事をすぐに欲しいシチュエーションの感覚が合うことも、気が合う一因なのでしょうね。



さて、なんで突然、こんなことを記載しているかと言いますと。
一昨日の金曜に顧問先(A社)に伺っていた時、初めての企業さん(B社)からA社に、メールで問合せがきていたんです。

で、翌日の土曜日に、A社はリモートでイベントをすることになっていて。
A社の取締役は「せっかくなので、B社さんもメールでお誘いしてみます!」とのことだったのですが、時刻は17:30。
B社さんは今日中にメールを見ない可能性もありますし、場合によってはメールを見るのが月曜になることもあるでしょう。
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B社からのメールには携帯番号も記載されていましたので、私が「電話しちゃいましょう!!」と主張。
A社さんは、「いいんですかね? 図々しくないですかね?」と言いながら、お電話をされていました。笑

そうしましたところ、B社さんは翌日のリモート・イベントにも参加してくださり、それだけではなく、今度の週末に、B社の会社でイベントをさせていただけることになったんです!


問合せのメールが金曜。
翌日の土曜にリモートイベント参加。
そして次の土曜には、先方の会社でイベントをさせていただく!

素晴らしいスピード感です♪


毎回うまくいくわけではないですが、今回ばかりは「気が短くて良かった」と思った出来事でした(笑)
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年03月07日

Wiiとコンセプト

少し前に『コンセプトの作り方 −「つくる」を考える方法』という本を読みまして。
作者の玉樹真一郎さんは、任天堂Wiiを創り出したかたです!
Wii誕生秘話、そしてWiiを企画した発想を、商品企画全般に落とし込む手法が記載してあります。
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【Amazon】
コンセプトのつくりかた 「つくる」を考える方法


この本で肝になっているのが、題名にも表現されている通り商品の「コンセプト」。

私、実は、尖り型マーケティングと名称を付ける前、自分のマーケティング手法を「コンセプト・マーケティング」と呼んでいたんです。
「尖り」という言葉はすでに使用していたんですが、数年前の雑誌連載も、コンセプト・マーケティングの名称を使用しておりました。
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ただ、講演等で「尖り」という言葉を使用しつつ、「コンセプト・マーケティング」をお話ししたところ、皆様、感想でほとんど「尖り」という単語しか出てこなかったんですよね。
ですので、そのまま「尖り型マーケティング」と呼んでしまおう!
と、商標も取得いたしました。


そんなこんなで、(勝手に)ご縁を感じて書籍を手に取ったのですが、読み進めていく中で、内容としても「尖り型マーケティング」と共通の部分が多くてビックリいたしました!

本著の中で、
 ・既知の良さ
 ・未知の良さ
という言葉が使われておりまして、


〇既知の良さ
ユーザーも作り手も、その良さや良い理由が分かる
実現するには無限のリソースが必要

〇未知の良さ
ユーザーはその良さがうまく表現できず、
 他メーカーも追従できない
実現するにはリソース以外の何かが必要

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これって、私の言う「強み」と「尖り」じゃーん!!と。


私の言う
〇強み
・「早い」「安い」「うまい」など誰が見ても上下が決まっている
・原価の高騰、利益の圧迫など、企業に負担が生じる

〇尖り
・企業の個性であり、画一的な価値観では測れない
・好みが分かれるため、ターゲットは減り訴求力は上がる



〇既知の良さ ≒ 強み
〇未知の良さ ≒ 尖り



Wiiの事例では、ゲーム機を企画する時、既知の良さ(皆が認める性能等)を追求すると、スペックの高さが求められるため、資金をかけ続けるしかなくなる。
では、別の観点からの発想ができないか!?

「暗い趣味」「ゲームばっかりやっていて勉強もしない」「一人の世界にこもって友達もいない」などとネガティブなイメージの多い【ゲーム】というイメージをくつがえす、真逆のコンセプトで商品を企画しようというものでした。


そして、できあがったコンセプトが、
お母さんに嫌われないゲーム機 Wii


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【画像:任天堂 HP Wiiより

こう説明していただくと、Wiiがコンセプト側からの発想でできあがった商品なんだということが、とても納得できました!



一つ、尖りの発想と大きく違っており、また面白いと思ったのは、
「未知の良さ」は浸透させてしまうと、「既知の良さ」になってしまうということ。
一旦、前例ができてしまうと、それが「良いもの」と認識されてしまうため、新しい未知の良さを常に開拓し続けなければいけないということでした。



こちらの書籍はコンセプトをつくるためのブレスト的な手法や、付箋を利用したKJ法的な手法の方法・ポイントまで、詳細に述べられており、とても参考になるかと思います。

ただし、手法の説明としては素晴らしく今後の参考にもなりましたが、著者 玉木真一郎さん&企画チームの発想が素晴らしすぎて、「コンセプト→Wii」になるための大きな発想のジャンプ(飛躍)、は凡人には理解できなかったです(笑)

ここで言うのも失礼なほど当然なのですが、さすがの発想力ですよね!
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年03月06日

消費は未来へのVOTE

2020年8月31日 としまえんが94年間の歴史に幕を下ろし、閉園いたしました。
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※としまえんHPより


2020年9月 緊急事態宣言による休業から再開を待つことなく、大阪のふぐ料理「づぼらや」が閉店いたしました。
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づぼらやは直接の原因はコロナではありますが、コロナ以前からの経営不振も鑑みた決断だったようです。



■想い出だけでは生きていけない
私も同じ行動をとってしまっているので上から目線で言える立場ではないのですが、
倒産や閉店のニュースを聞くと、最後にとお客様が詰めかけます。
その人たちの10分の1でも、日常から通ってくだされば、倒産は防げたケースがほとんどです。


そのお店、その商品が無くなったことを残念に思う気持ちは本心でしょう。

ただ人も企業も、想い出だけでは生きていけないのです。
綺麗ごとではなく、常に、新鮮な現金が必要なのです。
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■未来を選び取る消費
「未来を選び取る消費」。
講演会やファッションショー&トークショーとして、
私の顧問先NINI:(株)ニィニさんが、開催してきたシンポジウムです。
(現在は、コロナにて中断)
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私たちが何気なく行っている「購入」という行動。
そして「消費」という行為。

当たり前ですが、商品が売れなければ企業は倒産してしまいます。

消費者が購入をしなければ、その企業は生き残ることができません。
皆さんが購入をした企業だけが、未来へ残っていくことができる。


購入というのは、今後生き残る企業を、消費者が選び取っていく行為なのです。



■知っていくこと、決断していくこと
日本製って何?
薄利多売は美徳か
クレジットや通販での手数料の大きさ

このような投稿を記載してきたのは、正しく「知って」決断をして欲しいと思っているから。


実は、私自身は、日本製か中国製かは、実はあまり気にしないというか、国によって得意な分野は違うので、モノによって求めるものを使い分けていいと思っている人で、
別に中国製であっても、特に抵抗はなく中国製製品を購入するタイプです。

ただ、世の中には「日本製」というものにこだわって、購入という選択を行っている方がいます。
純日本製でもない日本製を、「日本製=最初から最後まで日本で作っている」と誤解しながら、選択を行っているのであれば、それは不幸でしかありません。


中国製より日本製が良いから日本製を買って欲しいとか、
私が薦める商品を買って欲しいとか、そういうことではないのです。


正しく知って、それを購入の際の1つの検討材料にして欲しい。

正しい情報を知って決断することと、知らずに決断することは、結果的に同じ購入、同じ消費を行うとしても>、全く意味が異なるからです。
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■消費は未来へのVOTE(投票)
未来へ生き残っていく企業を選択するという意味で、消費は未来へのVOTE(投票)です。


もちろん、価格面や利便性が優れている競合製品があるとすれば、常に、理念に共感するような企業の製品を選び取り続けることは難しいと思います。

例えばですが、
〇材料への気遣いのない豆腐
 100円
 スーパーで買える

〇環境、労働者に気遣った豆腐
 300円
 通販でしか買えない

となったら、日常的に毎日300円の豆腐を買い続けるのは難しいと思います。


ただ、
例えば、毎日する消費を、月に1度変えれば。
例えば、月に一度購入するお洋服を、年に一度変えれば。

それは、世界を変える消費、企業を未来へと受け渡していくVOTE(投票)になるのです。



■つくる責任、つかう責任、そして伝える責任
日刊工業新聞の全国版でSDGs関連の記事にも掲載されていたものを、昨日ブログで投稿していた私の顧問先NINI(ニィニ)さんは、「捨てないアパレル」として
 〇捨てられるお洋服を蘇らせるリメイク
 〇在庫を持たないセミ・オーダー
の2本立てで事業を行っています。
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これは、「SDGs.12 つくる責任、つかう責任」のうち、製造業としてつくる責任を果たしていくためです。
ただ、「つくる責任」と対をなす、「つかう責任」は企業だけでは果たすことができません


消費者の方々が、「購入」「消費」というものに真摯に向き合ってくれなければ、「つかう責任」には、ただの夢見がちな妄想になってしまいます。


ニィニでは「つくる責任」を消費者が体現していくための啓蒙活動として、前述の「未来を選び取る消費」シンポジウムや、小学校などのでの出張授業を行っています。
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ニィニの保坂郁美取締役は、この「捨てないアパレル」の取組で、埼玉県のビジネスコンテスト SAITAMA Smile Women ピッチで最優秀賞を受賞しています。

ニィニさんへの出張授業や講演の依頼がありましたら、ぜひ下記からお問合せください。

■(株)ニィニ ご連絡先
 mail:info@nini.co.jp
 tel:048-441-6581(受付時間/10:00〜19:00)
 fax:048-444-8004
 adress:埼玉県蕨市塚越5−50−4


消費は未来を選び取る行動であること。
消費は未来のVOTE(投票)であること。

どうぞ、頭の片隅にでも置いて、日々の消費をしていただけますと嬉しいです。
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年03月03日

値上げしましょう!しか言っていない気が・・・笑

「言うは易し、行うは難し」ということは世の中に多数ありますが、中小企業が以下の行為をするというのも、そんな事項の一つです。

〇値上げをする
〇ターゲットを減らす



■値上に伴う恐怖
値上をするって、行為・労力として難しいものでは全くないんです。
けれど・・・

売れるために、
1円でも安くしなければならないと思い込んでいる。

売れるために、
いろんな人に好かれる製品にしなければと思い込んでいる。


そんな時に、値上げをする、ターゲットを減らす、精神的にはとてもハードルの高い、経営者にとっても怖いことなのです。
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実際、値上げした直後、ターゲットを絞った直後というのは、売上が減少する場合もありえます。
今まであった売上が減っていく

経営者にとって、これほど恐ろしいことはありませんよね。


会社員の方にはあまり実感していただけないのですが・・・
例えば、日給を1.5倍にしてくれ!と会社に要望をだしたら、その要望は通る。
ただし、週に2日しか出勤しなくていいよと言われ、結果、年収が半分になる・・・

それだけじゃなく、もしかしたら、雇用を切られるかもしれない。
こんな風に考えたら、恐ろしいことだと思いませんか?


企業にとって値上げをするとは、それくらい勇気のいることなのです。



■値上しましょうしか言ってない(笑)
さてさて、顧問先ではないのですが、年に数回程度の単発のご相談を重ねて、もう10年以上になるお付き合いをさせていただいているA社さん。

そのA社長は、経営感覚がある上にとてもアイデアが豊富な方で、いつも様々な新規事業を発案し、実行してらっしゃいます。


なんですが・・・
最近・・・・
わたし・・・

値上しましょう!」
ってアドバイスしかしたことがない気がするんです(笑)


いえ、色々お話ししてるんですよ。笑
成功事例調べたり、競合の価格お話ししたりとか、あとプロモーションのお話しとか。
毎回、数時間ミーティングをさせていただいています。

ただ、今日のミーティング内容にタイトルをつけましょう!と言われると。
ここ数年、ミーティングタイトルは全て、
「値上しましょう!」
になる気がします!笑
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まぁ、稲盛和夫さんの言葉でも、「値決めは経営」ですので、それだけご商売の肝ではあるんですが。



■なぜ、私にコンサルを依頼するのか
そんな中で、なぜ私にコンサルを依頼し続けていただけるかと言えば、もちろん細かい戦術のアドバイスを求めているというのはあると思うのですが、まず値上する勇気を得たいため、値上が正しいことの確証を得たい、ということがあるのだと思います。


一番最初に、私の「値上しましょう!」が発動した時には、A社長の想定価格の5倍以上の値段設定を私が提示したんです!

その代わり、品質やサービスは、その価格でもお客様が納得いただけるように、今までよりは格段にレベルを上げました。


参考にした価格は、同業他社の価格ではなく、目的を同じとするほかサービスの価格。
よく言われるように、「ビデオレンタル」「映画館」「遊園地」は余暇を過ごすという意味で、大きな意味では競合ですよと。
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であれば、サービス品質を高めれば、それらに費やす価格まではお金を出すことが考えられるのです。



■まとめ:値上する勇気
記載した通り、A社長はとても経営感覚に優れ、決断力のある方なんです。
そんな方でさえ、値上をするということには、まず誰かに相談しようと思う。
その相談相手が私ということは、もちろんお金を払ってでも、誰かに相談したい。
と思っているということ、ですよね。


それくらいに、値上をしたり、ターゲットを絞るというのは勇気のいることなんです。


アドラーの嫌われる理由ではないですが、値上する勇気。
そして、ターゲットを絞る勇気。
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簡単なことではないと分かっているので、やりましょう!とは言えませんが。
経営者の方。
まずは、頭の隅に入れて検討材料にすること、考えてみてはいかがでしょうか?


※すみません、「嫌われる勇気」は読んでません。。。



■余談:違う目線からの値段設定
価格設定で、「同じ商品」としての競合の価格ではなく、「使用シーン」としての競合の価格を参考に値段設定をしているなと感じた事例がありましたので、ちょっと紹介させていただきます。

nonpi foodbox - オンライン飲み会専用 Food Box
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こちら、会社の歓送迎会等を想定したリモート用飲み会のために、それぞれの社員さんのご自宅に商品を配達してくれるというもの。
幹事さんは、プランと人数などの基本情報を決定すれば、お届け先の住所や希望のドリンクなどは、各個人が自分で入力するというシステムになっているようです。

価格は3,500円〜(税抜・送料込)
4,500円のものがおすすめとして、一番上に掲載されていました。
プラン.png
nonpi foodbox - オンライン飲み会専用 Food Box


こちら、もしお取り寄せの商品として価格設定するなら、1,500円〜2,500円程度を適正価格と考えると思うんですよね。


けれど、価格設定の比較対象(≒競合)を、
 〇お弁当・惣菜 という商品ではなく、
 〇飲み会 というイベント

にした。

でしたので、このような強気の価格設定での商品構成が実現できたのでしょう。


お弁当・お惣菜に一人4,500円って、ちょっと高く感じるけど、
飲み会の代替案として4,500円だと、予算として適切かなと思いませんか?


このように、値段設定の競合をシーンで考える。

競合商品から導かれた適正価格(お弁当・お惣菜の適正価格。例:1,500円〜2,500円)を基準として、商品企画を行っていたら、もうちょっと貧乏くさい(笑)商品構成になっていたと思うんです。

けれど、飲み会を基準をした適正価格(例:4,500円)を基準とし、価格設定が上がることで、商品やサービスの原価や品質も上げることができ、結果としても満足度も上がる


価格設定に成功した事例だと思います。
余談でした!

posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年03月02日

信念の啓蒙

私の今年の目標は、
「自分自身のマーケティング」
(※寝すぎない・・・)
なんですが、もしかしたらちょっとだけ違うかもと。

本日、Facebookで2年前の思い出として、過去の自分のある投稿が出てきまして。
それをきっかけに、ちょっと思ったことがありました。



■「人生が180°変わりました!」
「秋田先生のおかげで、人生が180°変わりました」
こう言っていただけるのは嬉しいものですよね。
( *´艸`)


顧問先には、たまに言っていただけることもありますが、
今までに、この台詞を言っていただけた、一番意外だった場面は、広島での講演の時。
ある同業者(中小企業診断士)のかたが、駆け付けてきこの台詞を言ってくれたのです。

実は、私が雑誌に寄稿した連載記事。
それを読んで、気づきがあり、その結果、人生が180°変わったそうなんです。


その方、それまで再生など(←ちょっとウロ覚え(笑))、同じ中小企業診断士でも、かた〜いお仕事ばかりをやってきた。
けれど、その私の書いた記事をきっかけに女性創業者支援に方向転換。
すると!
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どうも、その分野での適正が素晴らしかったようで、1年ちょっとで女性の口コミで引っ張りだこ。
先日のビジコンでは、ファイナリスト10名のうち8名が自分のコンサル先で、むしろこれ以上はダメじゃん!と思ったとのことです。笑



■その記事とは?
その方に気づきを与えた記事とは、どんなものかと申しますと。

私、(特にもうちょっと若かった頃は)、金融機関や支援機関さんからご紹介されるのって「女性創業者」ばかりだったんです。

ベテラン男性経営者と女性創業者、なんとなくの強み弱みを整理してみますと。


ベテラン男性経営者さん
【優れている点】
・業界知識、ノウハウが豊富
・長年の経営手腕

【足りない点】
・業界の常識にとらわれない発想
・自分の強み(尖り)の再認識


女性創業者さん
【優れている点】
・新たな発想
・自分の尖り(やりたいことが明確)

【足りない点】
・業界知識や商慣習
・経営というもの全般に関する知識

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※この雑誌記事を記載したころ、私、尖り型マーケティングを、コンセプト・マーケティングと呼んでいました。


「話が合う」という観点からは属性が似ている主体(私の場合は女性創業者)がいいかもしれないけれど、コンサルとして不足している部分を補うのであれば、私には男性ベテラン経営者のほうが向いていますよ、

業界の知識やノウハウは持っているものの、新たな発想として尖りを探す感性が不足している男性ベテラン経営者のほうが、私はお役に立てますよという投稿でした。


このような記事を読んでくださって。
だったら、逆にベテラン男性診断士の自分は、女性創業者いいんじゃない!?と。
それで、ターゲットの変更をしたら大当たりだったということなのです。


ちなみに、このあたり、過去投稿
未来を見つめる女性、過去を見つめる男性」で5回くらいに渡って記載しています。

自分の書いた記事が遠く広島の診断士さんに影響を与え、そしてその結果として広島の女性創業者さん達にプラスの影響を与えられたのだと思うと、感慨深いものがありました♪



■伝えていくこと
私の今年のテーマは、「自分自身のマーケティング」。
けれど、自分が売れたいからマーケティングをしようというのとは、また違って。


私の考える良質なマーケティングというものは、社会を疲弊させる競争ではなく、市場を創造し、景気にプラスの影響を与え、国民を幸せにするものです。
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なので、「自分自身のマーケティング」と言っても、自分自身の売上を伸ばしたいというよりも、自分の理想とするマーケティングを、世の中に広めたいというもの。

ですので、自分の発信が、世の中にプラスの影響を与えられたというのであれば、これ以上に嬉しいことはありません!


そういう意味で、今年取り組みたいことは「自分自身のマーケティング」というよりは、自分の信念の啓蒙」に近いのかもしれませんね。


このブログも、3月末までは毎日更新のつもりでして、あと3分の2が過ぎました。
なかなかにツラいです!笑
4月からは、動画も含めて発信の形態を考えつつ、私の思う理想のマーケティングを世の中に広めていく活動を行っていきたいと思います!
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年03月01日

私が冷たい理由

尖り型マーケティングの説明をしていく上で、単に売上を伸ばしていくだけではなく、企業を、社会を幸せにしていくマーケティングであるという「尖り型マーケティング」の本質をお話しておきたくて、観念的なお話し、そしてきれいごとなお話しが続いてしまいました。


なんか社会的価値のために仕事をしているというと、聖人君子のようですので、
本日は、生々しく、私の嫌〜な側面をお話ししたいと思います(笑)



■基本方針:寄り添いは大切
中小企業のコンサルタントである以上、理論的な戦略構築だけではなく、メンタル的な寄り添い・フォローが何よりも大切だというのは、創業時から変わらぬ思いです。

自分も開業したての頃は、相談にいらっしゃる企業さんに、可能な限り寄り添うようにしていました。
その後も、経過伺いで、こちらから積極的に連絡とったりしていました。

そうすると、〇〇で行き詰っていて・・・なんて話題も、出てきたりするんですよね。
そういった行動で拾えた課題、お役に立てた場面、少なくないと思います。


ただ、現在の私は・・・
顧問先以外の企業さんには、結構、冷たいと思います。
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冷たいというか、お会いした際にはもちろん、親身に一生懸命努力させていただいています。
ただ、積極的なアフターフォロー、何もない状態でのこちらからの積極的な声掛けは、意識してしないようにします。



■遠慮なくガツガツしてください!
今、業務量からいって、ピッタリと寄り添ったお付き合いができる余裕があまりないというのもありますが、メインの理由は全く別のところにあります。

意識して連絡しない、というのは、ガツガツこれる企業じゃないと結果が出せないからなんです。
私の現在の顧問先は、基本的に貪欲でガツガツしていて、行動力があります。
経営者のお人柄はソフトだとしても、やる気も満点で、行動が早いです。


まぁ、やることに勢いがあるんですよね。

親しい関係が構築できているのもありますが、何かあると私へも遠慮なく(笑)、すぐに連絡してきます!
私もそれが嬉しいので、何か新しい情報があると、すぐに連絡しちゃいます。
ビジネス上のお付合いっていうより、同志」って感じですかね。

だからスピード感が違います。
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私今まで、売上が数倍になった企業さんを何社か見てきましたが、やはりどの企業も勢いがあるんですよね。
ガツガツと前向きに前進する。
だからこそ、成果がでるんです。

相談したいことがある時に、私(秋田)に、貪欲に連絡を取る。
このハードルを越えられない企業
は、多分、私とはあまり相性が良くないんじゃないかと思うんです。



■企業さんのためにならない
なぜこんなにやる気を求めるのかというと、尖り型マーケティングが市場価格より高く売ることを前提とした、チャレンジングな手法だからなんです。

経営者の方なら実感いただけると思うのですが、価格を上げる、ターゲットを減らすということは、とても勇気のいる行動です。


つまり、改革をしていく意思と覚悟が、尖り型マーケティングをしていく必須条件と言えます。

現在の企業や商品に、他社と比べた強みと呼べるものがなくても、尖り型マーケティングは可能です。
けれど、現在の戦略、企業風土を大切にし、改革を望まない企業で、尖り型マーケティングを取り入れていくことは難しいです。

改革を望まないというと、やる気のない企業さんみたいですが、そんなことはなく。
地道に誠実に、お客様の要望にお応えしていく。
そういった誠実なマーケティング、王道のマーケティングのほうがむいている社風、市場、企業ポジションの企業さんもあるのです。


そういうように、大きな転換を望んでいない企業さんには、むしろプロモーションに強い、チラシやSNSの発信手法などで短期に成果を出せるコンサルに相談するほうが、企業さんにとってもメリットが大きいと思います。

私及び尖り型マーケティングと相性のあまり良くない企業さんが、私とお付合いを深めることは、企業さんにとってもプラスになりませんから。
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■大前提:危機に瀕している企業は対象外
ただし、ここで説明しておきたいのは、
大前提として、私に相談してくる企業には、倒産を目前にした企業はほとんどいないということがあります。

私はマーケティングですが、数か月〜1年以内に成果の出るプロモーション系というよりは、10年後を見据えた販売戦略の抜本的改善。
ブランディング、新規市場の開拓などが本業ですので、十分な成果が出るまでに短くはない時間がかかります。


ご紹介いただく場合、または直接問合せをいただいた場合でも、今すでに危機に瀕している企業は私では対応できない旨、きちんと説明しておりますので。



■「何で相談しないか?」の答え
顧問先ではないのですが、10年以上、年に数回程度 単発で相談される企業さん。
私に会ってから、とても成果が出てくれているようで。

「何でみんな相談しないんだろうね?」
と、言ってくださっています。笑

ただ、この経営者さん、多分私とすごく相性が良くて。
こちらがビックリするほど、いつもチャレンジされている企業さんなんですよね。
常に、高みを見ている。
だから、常に課題が生じてくる。
そして、だから、積極的に、自ら、(お金を払ってでも)私に相談しなきゃ!となる。
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このように、常に変わろうという意思をもって、積極的に動き企業が尖り型マーケティング 及び 私の手法にはむいています。



■まとめ:冷たい理由
というわけで、私、最近、結構冷たいです!

なぜなら、
ガツガツしていない企業さんは、
尖り型マーケティングでは
結果が出せない

から!!

私に積極的に声をかけるということが、小さなハードルというか。
最低限、それをクリアできていないと、多分、その後もうまくいかないんですよね。


サブ理由
〇危機に瀕した企業はいないこと(大前提)
〇私のほうで寄り添う時間が取れない
〇他のコンサルのほうが短期的結果が出る


ただ逆に、これを読んでる同業の中小企業診断士さん。
特に、開業したばかりでお時間はあり、自分の得意分野・専門分野を模索中の診断士さんがいらっしゃいましたら。

一度、懸命に、相談に来る一企業、一企業に寄り添っていただければと思います。
その役割を卒業している私が言うのも申し訳ないのですが、そういう役割の中小企業診断士はとても必要だと思っております。



■最後に:この投稿をした理由
今日の投稿、記載しないほうがいいか迷ったんですが、逆にスタンスお伝え得しておいたほうがいいのかなと思いまして。

変革したいという意思がありましたら、遠慮なくガツガツ来てくださいね!
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年02月28日

社会の幸せとしての尖り型マーケティング

昨日は、「尖りマーケティング」をすることで、企業は売上を伸ばしていくだけではなく、
「都合のいい企業から、選ばれる企業になる」つまり、
企業に幸せをもたらす尖り型マーケティングという趣旨で、投稿をいたしました。


本日は、さらに壮大なテーマ!(笑)
社会を幸せにする尖り型マーケティングという観点でお話しをしたいと思います。



■企業と社会の発展は表裏一体
社会が正常に回らないと、企業は正常に事業を営めないことは、このコロナでも顕在化しました。
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最初から、日本全体や世界という視点だけで見ていると見落としがちですが、地域経済に目を向ければ、社会と企業の相関関係というのは、もっと容易に想像がつきます。

例えば、人口が数万人規模の町があったとします。
その町にも複数の建設業はあるでしょう。
こういった状況では、その都市の発展なくては、企業を保つことができません
競合他社と争っているよりも、どうやって町を、業界を発展させていくかというのが、地域企業の命題になっています。


また、私の顧問先には、ある地方のその分野での雄とされる企業もあります。
例えば、代表が業界団体の地域支部長(〇〇協会の北海道支部長、関東支部長など)をしている企業など。
そういった企業は、地域に起る業界の課題に対処していくことが必須になります。


それぞれの地方が、それぞれの業界が発展していくことは、そこに所属している企業が発展していくための前提条件となるのです。

CSR(企業の社会的責任:Corporate Social Responsibility)やSDGs(国連が定めた「持続可能な開発目標」:Sustainable Development Goals)などの社会性のある活動も、社会貢献の意味だけではなく、
自社が存続するためには、社会を健全に保つことが、絶対的な必要条件
なのです。


自社の首を絞めることは、市場や社会の首も絞めること。
逆に社会を棄損させることは、自社をも棄損させることなのです。



■「尖り」が産む企業の幸せ
尖り型マーケティングは、尖りで目立とう!という単純なものではなく、
消費者が決める良否ではなく企業の個性に焦点を当てることで、過度な消費者目線から脱却し、企業に主体性を取り戻すこと。

そして、個性に焦点を当てた個性的な企業となることで、ライバルとの横並びから脱し、価格競争から脱することです。
そうなることで、都合のいい企業から選ばれる企業に変化していくことです。
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薄利多売は美談か?」で記載した通り、技術や流通の改革なしに、自社の首を絞める形での安売りは業界を縮小させ、業界価値を棄損させます。

尖り型マーケティングが目指すのは、同じ基準の強み(「早い」「安い」「うまい」等)でチキンレースのように競合企業同士がお互いを疲弊させていくのではなく、共存して業界を拡大・発展させていくマーケティングです。


【事業者の幸せ】
〇事業者目線の復活
〇価格競争ではなく高売りする
〇一社だけではなく、業界の拡大



■「尖り」が産む社会の幸せ
それぞれの企業が個性である尖りを活かし、価格をあげて、業界を発展させる。
全ての業界がそれを行うことができれば、景気も浮揚します。

好景気。
企業の業績が恒常的に上がるのであれば、労働者の給料や環境も改善していきます。
労働者の環境改善は、消費者の環境改善、国民の幸せの向上につながります。。
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そして、企業が主体性を持って開発する商品、提供するサービスからは、消費者の意見に流されない、企業が発想を広げた新たな製品・サービスも生まれてくるでしょう。
iPhoneなどのアップル社の製品も、顧客の要望に応えたのではなく、企業側の発想から作られたのは有名な話しです。


【社会の幸せ】
〇真に消費者が求める有益な商品
〇各業界が成長することによる、景気の高揚
〇好景気による、国民の生活向上



■まとめ
ですから、私が目指している尖り型マーケティングは、ライバルを蹴落とすようなマーケティングではありません。
私の顧問先だけが、売上を伸ばせばいいとは、全く思っていません。

業界を拡大させ、景気を高揚させ、社会が平和に幸せになるマーケティングです!


【尖り型マーケティングの価値】
〇一般価値(強み)ではなく、企業の個性(尖り)を活かす
〇過剰な顧客目線を脱し、企業が主役となる
〇一社の為ではなく、社会の為となる


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綺麗ごとですけどね。笑
でも、綺麗ごとも言えない人間には、何かを成し遂げることなんてできないと思っています♪



■余談:王道マーケティングとの関係
誤解して欲しくないのは、従来型の強みを積み重ねていく王道型のマーケティングを否定しているわけではありません。

尖り型マーケティングは、少数でもコアなファンを作っていくことなので、大企業には向かないと以前に記載いたしました。
(過去投稿 「尖りが活きる場面」)

大きな資本や規模の利益を背景に、技術や流通の革新を行い、抜本的なコスト削減を目指す。
そして、大多数の消費者の利益に供するといった王道マーケティングもまた、社会にとって必要なのです。
例えばですが、大企業と中小企業で、役割分担を行っていくことが大切なのです。
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年02月27日

都合のいい企業から、選ばれる企業に

前回、「尖り」とは企業の特徴・個性であり、良否の観点からの「強み」との違いを説明いたしました。

私の仕事はマーケティングですが、それは「短期的に何かを売れるようにすること」ではなく、企業が自発的自立的に発展していけるように販売面からお手伝いすることです。


「尖り」を考慮していくことは売上の面からもプラスの影響があることはもちろんです。
ただ、尖り型のマーケティングをするということは、企業にとって「売れる」だけではなく、いえ、むしろ「売れる」ことよりももっと大きいメリットがあるのです。

尖り型マーケティングは、強みの積み重ねではなく、「尖り」を作っていくものもなのですが、これはPRをするために目立とうという短期的なものではなく、
企業にマーケティングの主体性を取り戻そうというものなのです。



■消費者目線を止めよう!
消費者目線というのは、とても大切なものです。
しかし、それに振り回されてしまっていれば、消費者にとって都合のいい企業にはなれても、ファンになってもらえる企業にはなれません。


恋愛においても、恋愛対象にはならないけど、呼べばすぐ来るアッシー君、ご飯を奢ってくれるメッシーくん、プレゼントをくれるミツグくん。
(言葉が古いですね。笑)
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この人たちは、「都合のいい男」にはなれても、「彼氏」に昇格できるか、少なくともラブラブで女性が夢中になる男性になれるかは、微妙ですよね。

女性だって、尽くして尽くして、お付き合いもしてないのにセフレになってくれる都合の良い女にされてしまうかもしれません。
(表現が汚くてスミマセン)


相手の要求に盲目的に従う。
恋愛市場においても、実際の販売市場においても、そんな人・企業は魅力的には写らない。
単なる都合の良い人、都合の良い企業になってしまうのです。



■強みの積み重ねではファンはできない
A商事がカップラーメンを開発したとしましょう。
スーパーでカップ麺は100円で売っていたので、A商事は90円でカップラーメンを販売することにしました。

お客さんは、A商事のカップ麺を購入するようになりました。

すると、ライバルのA会社が85円でカップ麺を発売し、対抗してきました!
負けていられないので、秋田商事は80円でカップ麺を販売することにしました。
・・・
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競合が努力をしないのであれば、強みを重ねていくことで、競争に勝つことができます。
けれど、競合相手も努力をし続ける以上、誰もが求める価値である、「早い」「安い」「うまい(原価が高い)」といった強みを積み重ねていくマーケティングでは、限界がくるのです。


お客様「もっと安くしてほしい」「もっと美味しくしてほしい」といった要望にこたえ続けていくと、販売価格は安くなり、原価は高くなる。
つまり、強みを積み重ねようとすれば、企業の経営は厳しくなる。


にも関わらず、価格だけで勝負していては、A商事カップ麺は安いから購入されているだけ。
いつまでたってもファンはできないのです!

経営的にツラい、しかも常に追い抜かされる恐怖にさらされる、なのにファンができない
こんな負のスパイラルの入ってしまうのです。



■どんなカップ麺が売れるか?
そういった強みの積み重ねによる恐ろしい競争から抜け出そうというのが、強みではなく企業の個性である「尖り」にスポットを当てた、尖り型マーケティングです。

例えばですが、実はA商事は香辛料の輸入もしていて、かなりのノウハウを持っていました。
ですので、カレー・カップ麺、しかも現在販売されるような「日本のカレー」のカップ麺ではなく、「本場インドカレーのカレー・カップ麺」を作ってみようと思いました。


インドに通い、インドカレーをカップ麺に合うようにどうアレンジしたらいいかと考えました。
そして、ついに完成!

印度風のカレーという、これまでにないコンセプトでカレー・カップ麺を作り、世の中に販売したところ、他にライバルはいないので、売上を大きく伸ばすことができました。
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そんなうまくいかないよと思われるかもしれません。笑
現実が甘くないのも事実です。

けれど、実はもう一つ尖り型マーケティングの成功ポイントがあるんです。
ポイントは、中小企業の商品販売の場合、一般的に言う大ヒットではなくてもいいのです!


これが、名だたる大手企業だったら数千億円販売しなければ、ヒットとは言えません。
数億円の販売じゃ、広告宣伝費も回収できません。
しかし、現在の売上が30億円の企業だったら、5億円販売できれば企業的には大ヒットなのです。


一般消費者誰もが好まなくても、知っている人が少数でもいい。
ただ、マニアには大人気な製品を作る。
ターゲットの母集団を減らしていく。
その変わり、その商品がまぁまぁ好きな多数の消費者ではなく、その企業の製品が大好きな少数のファンを創り出していくこと。

これが、尖り型マーケティングなのです。



■都合のいい企業から、選ばれる企業へ
このように、他社の真似をして、強みを積み重ね、ツラい思いをしながらもファンができないという、負のスパイラルから脱しませんか?
少数でもいいのでファンを作ろう、というのが尖り型マーケティングです。
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【企業が尖り型マーケティングをするメリット】
〇好きなこと・得意なことを突き詰めて仕事ができる
〇どうでもいい企業から、選ばれる企業になる
〇安売ではなく高売して、適正価格を確保する


今回は、単純に商品について尖りを持った「製品」として説明しましたが、

一年分の売上が一週間で!
若手出張修理専門集団と「修理」にスポットを当て、他社とは違う「尖り」とした機械の卸売商社。

売上が5倍以上に!
「女性目線」を尖りにした建設業
※企業さんのことあまり記載していない過去投稿ですが、中小企業庁長官賞の題材とさせていただいたこちらの企業さんです


と、尖りを使ったマーケティングで、結果を出している企業も多くあります。
企業を幸せにする。
それが尖り型マーケティングの本質なのです。


さらに言えば、私の目標は、尖り型マーケティングが社会的メリットももたらすことです。
明日は、それを記載していきますね!


■ご参考(過去投稿):尖り型マーケティングについての説明
1「尖りって何?

2「尖り発見秘話
  (埋もれないということ:旅館の例)

3「強みによる情報氾濫
  (強みの弊害:ピザ屋さんの例)

4「尖り型マーケティングが活きる事例

※1を読んでいただければ、最後に次のリンクを載せるようにしています
posted by 秋田舞美 at 06:11| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年02月26日

プロになるほど、価格は弱気!?

引き続き「尖り」について記載していこうかと思ったのですが、また観念的なお話になってしまうので、ちょっとアイスブレイク的に、全く違うお話を挟みたいと思います。

アマチュアのほうが、値段設定が強気??というネタです。


■原価が小さい業種の価格設定
原価を積み上げていくことで売価の目安が見えてくる業種と違い、技術料・人件費が主となる業種って、本当に料金が水物。
ピンからキリまでありますよね。

私が職業としている講演だって、
 ・3万円
 ・30万円
 ・300万円オーバー
と、どの価格帯だってありえるかと思います。


で、講演とかは専門性が高かったり、知名度が関係したりするので、やはりプロ優位なんですが、
最近はネットでの受注もできますので、アマチュアの方(技術レベルではなく、ほかに本業を持っているという意味です)でも、副業として活躍されている方、たくさんいらっしゃいますよね。

特に、
・ライターさん
・デザイナーさん
・フォトグラファーさん
などのフリーランスのかたがた。
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そして、最近、複数のアマチュアの方(私と同業種ではない)が、
「プロの〇〇さんの値段が安すぎる!
と話題にしているのを目にしまして。


そう感じるのも当然なんだろなぁと思いました。
根本の原因は、消費者が思う適正価格が安すぎるということ。
(過去投稿 「適正価格って?」)

そして、適正価格が安すぎるということベースにして、プロとアマチュアでは、稼がなきゃいけない金額、必要とする売上高が違うからなんです。


週に1回 月4件入ればいいアマチュア。
月に50件受注を取らなければいけないプロ。

月4件とれればいいアマチュアのほうが、強気な価格設定になるのは、当たり前なんです。


同じ仕事をしていて、プロのほうが経験豊富でクオリティ高いのにおかしくない!?と思われるかもしれませんが、多くの業務量を確保するには、値段の安い層の仕事も受けなければいけないということになります。

需要と供給の関係で、供給量が過大になっているのと同じ現象ですね。



■価格決定プロセスの差
ちょっと違いますが、有名経営者さんの講演。
講師業としては本業じゃないのでこれもアマチュアとさせていただきますと、彼らはスタンスによって価格帯を設定しています。

〇自社のPRや社会的意義からかなり安価
〇本業を邪魔されたくないから高価
 (講演はあまり積極的に受けたくない)

ですので、必要売上・必要利益から金額設定をしているプロ・講演を本業と認識している人間とは、価格決定プロセスが全く異なるのです。

※ちなみに、私はメイン業務はマーケティング・コンサルですが、講演は本業として利益感覚で価格設定しております



また極端な例で言いますと、旦那さんのお金で生活しているマダムが、自宅を改装してエステサロンを開業。
コース設定は4万円〜5万円。
こういうお店って、案外あるんですよね。
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お客様は月に数人。
それでも、むしろ特別感があっていいんです。

経営的に開業をした当初は、数か月売上が立たなくても問題ないのです。


一方、それで生計をたてるために頑張ってます!という独身女性・シングルマザーが、5万円のコース設定をするには、
 ・5万円に見合うだけの投資・コスト増
  (施術スペースの雰囲気=建物の家賃の高額化等)
 ・短期間で黒字化しなければいけないスピード感
 ・5万円払える顧客を十分な量確保しなければいけないノルマ
と、資金力のない個人には、なかなかに厳しい戦いになります!


リスクを負っている人間と、負っていない人間では、
〇稼がなければいけない深刻度
最低限必要とする売上金額
が、違うんです。


ですので、
 ・実名(またはビジネスネーム)を公開して受注
 ・指名で仕事がくるクオリティ
のアマチュアさんは、プロよりむしろ価格設定が強気なんだろうなと思います。



■安価なアマチュア例
あと、これとは真逆に、リスクを追っていないからこそ、バイト感覚で安価でお仕事をしている事例もあります。

最近は、仕事を依頼したい企業と、仕事を受注したい個人を結びつけるマッチングサイトも豊富ですので、自分でHPを設けたりして集客するほどではなくても、割のいいバイト感覚で、お仕事ができたりします。


ココナラ
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チラシ、ロゴ、HP、ライティング 等々
(発注者と受注者が会うのはNG)
プロジェクト・作業単位の価格設定


タイムチケット
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写真撮影、料理教室、通訳 等々
時間単位の価格設定


また、引退されたアーリーシニアが、人生の楽しみもかねてお仕事をされている、能力も高く金額も安いケースもありますよね。
中小企業診断士業界にも、「年金診断士」という言葉があります。

私は業務的にあまり競合となりませんが、メインとして行っている業務がバッティングしたら、現役には脅威!(笑)
企業さんにメリットもありますので、公共性・ボランティア性の高い業務など、現役とは何らかの役割分担ができるといいですよね。



■価格帯
ですので、「技術・能力」+「知名度・ブランディング」で価格決定権を自ら持っているハイランクのプロ以外は、下記のような価格帯になっているのが現状ではないかと思います。

〇高価格帯(強きなアマチュア)
〇消費者が考える適正価格(プロ)
〇格安価格(バイト感覚のアマチュア)

※「消費者が考える適正価格」=「販売側からしたら厳しい(安すぎる)価格」ということも少なくなりと思います。



■まとめ:価格と尖り
今日の投稿で私が伝えたかった一番のことは、「アマチュアはいいよね〜」、「プロは大変だよね〜」ということではなく、様々な業界の適正価格水準を上げていきたい!ということなんです。
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私が、尖り型マーケティングで目指しているのは、強すぎる消費者主義からの脱却。
顧客と企業のバランスを適正化して、もっと企業に主体性を持たせることです。

そして、過剰な安売りに悩まされることなく企業が伸び伸びと業務を行うことで、真に提供すべきサービスに注力し、結果として顧客満足度を上げていくことです。

ですので、少なくとも「強気なアマチュア」が設定している価格帯、つまり能力を供給するかたから見た「適正価格」まで、業界価格を引き上げていくことが目標になります。


高い価格でも、消費者が魅力的に感じ、満足してお金を払っていくような尖りのある企業を、少しでも増やしていく。
今後も、そんなお手伝いをしていきたいなと思っております。


明日のブログは、そういうように、尖り型マーケティングの目指す姿について、記載してみますね。



※やはり、予約投稿が投稿されていませんでしたー!
6時予定のアップが遅れてしまい、申し訳ないです。
ちょっと四苦八苦してみます。。。
posted by 秋田舞美 at 07:14| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考