前回、
「伸びていない市場」≠「儲からない市場」と、
説明しましたが、
では、逆に、
新規参入者の増加が著しい
「時流に乗っている業界」への参入時には、
競争の激化に巻き込まれない業界、
競争に勝てる業界を、
どのようなに見ていけばいいのでしょうか。
前回、お話ししました通り、
市場の成長性ではなく、
市場の需給関係で、
儲かる市場と儲からない市場は変わります。
つまり、
成長していても新規参入が少ない業界というのも、
存在します。
人気がない業界昔でいう3Kのように、
残念ながら、人気のない業界というのはあります。
例えば、
介護がそれにあたります。

介護にはノウハウが必要ということもありますが、
職業に就く人の少なさから、
他の成長企業に比べ、競争激化業界にはなりにくいでしょう。
一方、
人気は経営者にとってというよりも、
そこに従事する人にとってという意味合いが大きいので、
人集めには苦労するかもしれません。
また、
高齢化に伴う
「葬儀」関連ビジネスも、
「生前」葬儀準備に関するビジネスは人気がありますが、
「死後」の現場サイドのビジネスは、
やはり、人気がない=参入業者は少ない、
と考えられます。
参入障壁が高い参入障壁とは、
その業種に進出する際の越えなければいけない壁です。
制度や設備投資資金などで、なかなか参入できない分野は、
市場が拡大していても、競合が出てきにくいでしょう。
例えば、酒類製造免許や、牧場をしたい際の資金投資、
機械を買いたい際の設備資金。

これは、皆さんが成りたいと思った場合も、
同様に、ハードルが高いということです。
しかし例えば、
商品や業界への「知識」が、参入障壁として、
新規参入を防いでくれることもあります。
このケースでは、先進的な海外での経験や、
同業種での経験が大きなプラスになり、
知的参入障壁の高い業界へ進出できる場合もあるでしょう。
業界の成長初期に進出する場合
競合が多く進出する場合でも、
先駆者となることは、大きなプラスになります。
競争激化業界に進出するのであれば、
競合が出そろう前に進出することが、
成功のカギになります。
規模の拡大が著しい業種
参入業者以上に、業種の拡大が著しい業種です。
これに対しては、様々な読みを行いますが、
ご自身で考えると冷静でない場合もあり、
1〜3に加えた追加条件と考えたほうがいいでしょう。
これらは、1つの条件によってのみではなく、
例えば、
初期のIT関連企業が業績を伸ばしたのは、
(ザックリとした言い方ですが)

:参入障壁(ITに関する知識)
+

:早期の進出
のパターンが多いでしょう。
成長分野でも、成長以外分野でも、
中小企業は、
ワンアンドオンリー、
「個性」が勝負です!
伸びている業界だからこその個性、
収束業界だからこその個性、
個性と時流の効果的な組み合わせ、
考えてみてください!
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マーケティングで、
情熱を富に!!