2021年04月05日

SNS時代の「多くの人は、見たいと欲する現実しかみない」

4月1日のFacebook、Twitterは楽しいエイプリールフール投稿とともに、新入社員へのアドバイスなどなどが溢れておりました。

「ダメだと思ったら、すぐに辞めてね」
「自分を壊しちゃいけない」
「向いている企業はたくさんあります!」
時代的なものもあってか、特にTwitterでは、「逃げる」ことを肯定するアドバイスが溢れていました。


もちろん、心身両面での体調をくず前に、きちんと離脱することは大切なのですが、それがどういう人の心に刺さるかは、なかなか難しいものがあります。

というのも、「もっと頑張ろう」は、頑張りすぎな人に刺さり、
「頑張り過ぎずに自分を大切に」は言い訳をしたいサボりがちな人の心に響いてしまうのです。
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もしかしたら、上記のような「逃げ」を肯定するメッセージは、「逃げ」を日常としてしまっている主体に、強く訴求することになってしまっているかもしれません。
(メッセージを送ることは自体は、素晴らしいと思います)


他にも、例えば、
「むやみに救急車を呼ばないで」も、元から遠慮深い人はさらに遠慮することになるのに、本当に遠慮してほしい人にはメッセージが届かなかったりもする。

情報の伝達って、本当、難しいですね。



■メッセージの選択性
首題の通り、
多くの人は、見たいと欲する現実しかみない(※下部注)
ものです。

これは、ユリウス・カエサルの言葉とされますが、
人は自分に興味がある情報にしか注意を向けない。
自分と感性があう情報だけを積極的に選択していく傾向があるのです。

※塩野七生氏のローマ人の物語に出てくるものですが、カエサルの台詞の正確な表現としては存在せず。
塩野氏による「人はほとんどの場合、望んでいることを喜んで信じる」の意訳ではないかと言われています。

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※画像は、塩野七生先生のローマ人の物語より
 ユリウス・カエサルの章 6冊



マーケティングでも苦労する点ですが、メッセージはそれを届けたい主体が、うまく趣旨を認識するように発信する必要があります。
けれど、発信主体と受信主体の根本常識があまりに違うと、それがなかなか困難。

マーケティングの際には、伝えたい人に伝わるか
伝えたくない人にだけ、強く伝わる表現になっていないか。
注意して見ていかなければいけません。



■確証バイアス
この「信じたいものしか見ない」という傾向は、似たような状況を表す心理学の用語がありまして。
確証バイアス(confirmation bias)といいます。


これは、仮説などを検証する際にそれを肯定する情報ばかりが目に入り(肯定する情報ばかりを収集し)、反証となる情報を無視または集めようとしない傾向のことをいいます。
結果として、実は少数である事象を、本来の確率よりも高く発生する事象と誤認することです。

ザックリ言うと、「Aじゃないかと思いこむことで、Aにあてはまる事例ばかりが目に飛び込んでくる」ですかね。

例)黒とピンク
黒よりピンクを好む人が多いのではないか?
  ↓
黒よりピンクを好きな人ばかりが印象に残る
(山田さんも、田中さんも、高橋さんも・・・)
  ↓
多くの人が、黒よりピンクが好きだと結論づける

※実際は、黒よりピンクを好きな人は20%であるのに

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こうして、心理学の用語にもなっているほど、人は「見たいと欲する現実しかみない」傾向のある生き物なのです。



■フィルターバブル
確証バイアスを調べ直していて、私も今日知った言葉なのですが。
フィルターバブル(filter bubble)という言葉を見つけました。


YouTube、Facebook、ソーシャルメディアでは、自分が今まで見てきた履歴に従って、表示される記事・投稿が選択されていきます。

Googleなどのアルゴリズムも詳細に公開されてはいませんが、個人の検索履歴が検索結果に影響を及ぼしていると言われています。


よって、興味のある情報しか提供されてなくなっていくという環境のもと、興味のあるものだけしか見ないという傾向は、さらに加速されていくことになります。

この現象をフィルターバブルというそうです。
「インターネットの検索サイトが提供するアルゴリズムが、各ユーザーが見たくないような情報を遮断する機能」(フィルター)のせいで、まるで「泡」(バブル)の中に包まれたように、自分が見たい情報しか見えなくなること。
(Wikipediaからの引用です)
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好む趣向を選別してもらうということは、雑多な情報を排除し、情報のインプットを快適にする一方、中立的なバランスの良い情報選択を阻害することは自明の理でしょう。

ちょうど最近、YouTubeをよく見ている方の一部で、思想の偏りが激しくなってきていると感じる場面もあり、こういった事象に対する警笛は今後重要になってくるかも。

マーケティングの問題のつもりで記載していた文章なのですが、なんだか社会問題への懸念になってしまいました。



■新入社員の方へ
私のブログ読む人で、新入社員のかたは少ないかもしれませんが、一応。


本当、おばちゃんっぽいアドバイスで恐縮ですが、まず3か月間は頑張ってみてください。
新卒入社って1回しかできないんです。

本当に、殺されそうな激務や明らかに犯罪の香りのする企業であれば別ですが。
99%以上は3か月は勤めたほうがプラスになる企業だと思いますし、8割は3年は務めたほうがプラスになる企業だと思います。
(素晴らしい会社だったのに、2年半で辞めた私が言うことではありませんが。)
(私の新卒入社の企業についてはコチラの投稿を)


何か、地に足のついた分野で、他にやりたいことができたのでしたら別ですが、追っているものが夢であれば、お仕事と両立はできませんか?
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本当、詰まらないことしか言えずにスミマセン。
ただ、夢を追って成功した、超人的な才能のあるかたのアドバイスを鵜吞みにすると、人生を転げ落ちかねませんので。

私のこのアドバイスを含めて、アドバイスした人間は責任なんて取ってくれませんから。
過剰に信じちゃいけません

「多くの人は、見たいと欲する現実しかみない」ことを心に刻んで、自分でリスクを見定めて行動できるようになってくださいね。

posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年04月01日

高潔・優秀にして万人に愛される、私の最強メンター♪

最初に、お断り&お詫びしておきます。
本日のブログは、三か月の毎日ブログ記載の束縛から解き放たれた解放感による、私の娯楽のためのブログです(笑)


どんなブログかと言いますと、今日は私のメンターをご紹介したいと思います。
素晴らしい経営者の皆様、そして恩師。
師匠、尊敬する方々が数多おられる中、私のメンターは・・・
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うちのNo.1ラブリータイプ ドッグにして、秋田家のアイドルだった
クッキーちゃん
(雄、享年16歳)になります。
(σ≧▽≦)σ
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なんだ、ただの飼い主バカかと思われるかもしれませんが、そうではありません!
うちのワンコは他にも2匹飼ったことがありまして、クッキーは三男なんです。
でも、同様に大々々好きだった一代目、二代目は、私のメンターではありません!

ちなみに、
〇長男:顔も性格も頭脳も 非の打ちどころのないパーフェクトな超人(超犬)ワンコ クロディーくん。
※20年くらい前に亡くなっているので、デジタルデータの写真がなく・・・

〇次男:顔しか取り柄のない(そこが鼻血出そうなほどカワイイ!!)のロッキー王子です!
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※写真撮るよーで、キリッ!
※左が次男ロッキー、右がクッキー


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※もう写真撮るの飽きました。。。

そういうわけで、クッキー様が私のメンターである理由を記載していきたいと思います。



■(1)高潔な人格、メンタルの安定性
▼@大らかで、博愛主義、と・に・か・く性格がいい
まぁ、まぁ、まぁ、まぁ、大らかぁ〜な性格良し男くん!!!

家族内でいじめられたフリごっこ(※)していると、ぜーったいにすっ飛んできて、「ダメー!」って助けてくれます。
※誰かを叩く振りして「エイエイっ! 叩いてやる!」って言う


あと、ビビりなので、家族以外の人も、お兄ちゃんワンコ(次男ロッキー王子)以外のワンコも怖いのですが、しばらく一緒にいると、近寄って行って仲良くしようかなぁ〜と頑張ったりします。


元々、お兄ちゃんにおもちゃを取られても、人にご飯を取られても、全然怒りません
特におじいちゃんになってからは、ちょっと硬いジャーキーとかを取られても、「食べやすく、細かく切ってくれてるんだろうなぁ〜。ありがとうございます♪」的に、超嬉しそうに待ってます。

食べ物取られてもお人好しって、野生では絶対に生きていけないワンコです。
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※こどもの日の眉毛のロッキー王子と、茶色いアイドル クッキー


まぁザックリいうと、多分、自分が愛されていることを疑ったことがないんだろうなぁって性格をしてるのです。

育ちの良さから、他のワンコ、他の人にもとても優しいです。
まぁ、小さいころから超愛されて育ってますからね。


▼Aストレスに強い、メンタルが強い
ワンコに、メンタルってあるの?とお思いでしょうが、ワンコを飼ったことのあるかたなら分かると思います。
ワンコは落ち込んだり、暗くなったりするのです。


お兄ちゃんワンコ(次男ロッキー)は、話せば長くなるのですが、前のおうちでいじめられてうちの来た子でして。
なので、最初は不良だったんですが、後半からは超ド級の甘えっ子になりました。

ただ、そういった出自のせいか、なんとなく人の顔色をうかがうようなところがあって。
怒られると、本当にショボボボボーンとなってしまうのです。
ショボボボボーンとなった時は、ひたすら抱っこちゃんになります(笑)

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※お兄ちゃんワンコと一緒に、お買い物


クッキーは、怒られても、ヤキモチ焼のお兄ちゃんにキレられても、数秒後にはランラランラランラ〜ン♪って楽しそうにしてます・・・
3匹飼ったことありますが、傍から見ても、圧倒的にストレスを感じていなかったワンコだと思います。



■(2)強靭な意志と高い業務遂行能力
▼@そして、優秀
クッキーは、頭がいいというか、メチャクチャ要領のいいワンコなんです。
おバカな次男(そこがカワイイ!)と一緒に飼ってたので、特に感じたのですが。


例えば誰も教えてないのに、ポストから新聞取ってきて、渡してくれるという新聞配達ができるんです!
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おじいちゃんワンコの郵便配達

こちらの動画は、ちょっともうおじいちゃんになってたのでキレはありませんが、全盛期には新聞が届くや否やジャンプして、ポストから直接バシッと捉えて運び、手渡してきてくれていました。

玄関ドアをリフォームしてから構造上ワンコは新聞を取れなくなってしまったで、この動画の時は私がポストから取ってますが。

誰も教えてないんですよー!!!
超優秀!!!

(ちなみに、おバカたんなロッキー王子は、おじいちゃん(人間)の猛特訓の末にやっとお手を覚え、私は感動して泣きました。)



▼A職業熱心、ひたむき
そして、職業にかける情熱がすごいです!
ポストに新聞が入った瞬間、「行かねばならぬー!!!」って飛んでいきます。

デブリンだけどあんまり食いしん坊ではなく、寝起きとかだとご褒美のジャーキー貰っても食べなかったりして。
物理的なご褒美よりも、「職業?への情熱」「認められること」が何より大切で頑張っていたようです。
(やせてるロッキー王子は食いしん坊でした)


▼B自発性、そして褒められるの大好き
褒められるのが大好きなので、ご褒美に頼らなくても、勝手に芸をします。笑
新聞配達のように、芸も勝手に覚えます。


なので、あまり好きではない固形のカリカリ・ドッグフードを食べる時は、ほめる係として私を呼びにきます。
隣にいて「えーっ、すっごーい。カリカリ一人で食べれるんですかー?? 素敵!!」と拍手しながら称賛して初めて、食べだします。

なんか、「あまり好きではないカリカリご飯を食べる」=「褒められるべき芸」だと認識しているらしいです。。。
このあたりは、育て間違ったなと・・・笑
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※こーんな間抜け姿勢もラブリー♪

この自己肯定感、そして褒められるために自ら芸を覚え、職務を遂行する自発性は称賛に値します。


▼C主張が激しく、自我が確立している
「お散歩に行きたいんです!」「タオルで遊んで欲しんです!!」と、主張が激しいです。

あだ名は「文句タレ蔵」だったのですが、本当に、文句タレたれです。


言うことを全く聞かないとかではなく、「ハウス」と言われたらゲージに入っていくんですが、その時に、「あぅ〜、わぉ〜」と、ずーっと文句をたれながら入っていくのがおかしくて・・・(笑)

お兄ちゃんのロッキーは甘えっ子な分、ナデナデしてればされるがままにされてる系ワンコだったので、差がすごかったです。



■(3)万人に愛されるパーソナリティ
▼@すさまじいまでの愛されキャラ!!!
ひたすら素晴らしいクッキーですが、一番の素晴らしさはここだと思うんです!

長男のクロディーは「あんなに素晴らしい犬はいない!」「クロディーには誰も敵わない!」と秋田家の伝説になってるんです。

けれど、クッキーは真逆で、超ワガママワンコなのに、みーんなに超愛されてる!
みんながクッキーに夢中なんです!


どうしても優秀なワンコは厳しく育ててしまい、クロディーはほぼしないけど小の方を失敗したら、怒られてました。

クッキーは、うん〇っち失敗しても、「あららぁ・・・」って言われるだけ。
しかも、ペットシートからはみ出していても、「う〇ちっち、成功しましたから!」ってドヤ顔で報告にきます。。。
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※おじいちゃんは(おじいちゃんも)クッキーに夢中♪

人間でも、すごいけど可愛げのない人っていますよね(笑)
クッキーは能力が高いだけではなく、可愛げのある超愛されワンコなんです!!
私がクッキーから一番見習いたいと思っているところはここです!


▼Aワガママ&ラブリー末っ子
上で書いたように、皆がクッキーに甘い!!!
末っ子ー!!って感じです。
実は長女の私には、なかなか習得が難しい!笑

父とかは、長男・次男は子供。
三男クッキーは孫って感じで、明らかに甘やかしていました。笑
ひいきしちゃ、ダメですよ!!
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クリックリなのに、タレッタレのお目々が、愛されるために生まれてきたとしか思えない!!!!



■(4)かわいい
▼@かわいい
▼Aかわいい
▼Bかわいい
▼Cかわいい

・・・・以下、永遠に続く



■優秀なメンター
皆様、単なる飼い主バカとしてではなく、うちのクッキー様のビジネスマンとしてのポテンシャル、そして素晴らしい幸せ感じ力と生きる力、感じていただけましたでしょうか?

■まとめ
 〇高潔な人格とメンタルの安定性
 〇強靭な意思と高い業務遂行力
 〇万人に愛されるパーソナリティ―



ねっ、くったん、メンターに相応しいでしょ♪
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※結局人間が食べるんですが、クッキーのお誕生日

ちなみにこちらの過去投稿で記載した、私の現在のブランディング・テーマ
 〇優秀
 〇ドヤッ
 〇間抜け
は、全てクッキー様を参考にしております!


10年程クッキーを目指して修行に励んだ結果、お仕事中の私の人格は、昔よりはクッキーに近づいているかなぁと希望もこめて自己評価しております!
まだまだクッキーへの道は、遠くて厳しいですが!!

人っていろんな側面を持っているんで、ウソをついてるわけではありませんが、仕事の時に、心がけて表面上に出している人格として。


ちなみに、お世辞?か知りませんが、クッキーの写真を見せると、結構、私に「似てる〜」って言われます。
次男のロッキーお兄ちゃん(イケメン)とは似てると言われたことないので、まぁ、大くくりで言えば似てるのかもしれません。


そんな私のメンター クッキーですが、2年前の今日旅立ってしまいました・・・
今日は、そんなワンコさんを思い出しつつ。
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) | 1.☆NEWS、ご連絡

2021年03月31日

結果発表!!! アクセス数、訪問者数

本日、3月31日!
待ち望んだ日にちでした!

何かというと、今年1月1日から3か月毎日更新します宣言していたブログの最終日!笑
長かったです〜!

最初書き溜めていたネタもいつの間にか追いつかれて。
夜中の3時とか早朝5時とかに、グッタリしながら6時公開のブログ書いてたりしました。


本当、ツラかったです。笑



■結果報告:訪問者数、アクセス数
簡単ではないと思ってはおりましたが、
アクセス数、思った以上に伸びなかった!!!!!!

訪問者とアクセス数の伸びで言うと、こんな感じでした。
毎日の苦労に比べたら、ガガガガーンって感じです。
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※状況説明
2020年年間に3つしかブログを投稿せず
2021年1月〜3月まで毎日ブログを投稿



というか、2020年3本しか記事投稿しなかったブログが、昨年12月に月1,000人以上、6,500アクセス近く見ていただけていたことのほうがビックリなのかもしれません。
今日も読んでいただいている皆様、本当にありがとうございます♪


ただ、
昨年10月〜12月の三か月平均とこの3月(今日書いているので31日を除く)を比べますと、
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〇訪問者数 932人→1,118人
〇アクセス数 5,764→8,586

訪問者で20%増
アクセス数はほぼ1.5倍

と、決して悪い数字ではないのかもしれませんね。



■反省
書きたいことは次から次へと浮かんでくるので、当面ネタ切れの心配はしなくてよさそうです。

ただ、昔、ブログ結構書いてた時、こんなに時間かかってたかなと。
毎日1〜2時間位かかっておりました。

しばらくぶりで慣れていなかったのに加えて、正確に書こうと下調べしたり、構成を整理した時間が増えてしまった気がします。


▼テーマを明確に、1投稿1テーマ
こう書くと、丁寧に作りこんでいるようでよさそうですが、そうでもなく。
自分の知識や知見も増加しているため、雑学というか派生した話題が増えすぎて、正直読みにくかったなという投稿も見受けられました。

話題盛りだくさんと書けば聞こえはいいですが、自分の中で、伝えるテーマの明確なゴールができていなかったのかもしれません。
投稿のテーマはゴールを決めて、1投稿1テーマで構成せねばですね。


▼正確、簡潔、伝わるように
正確な説明が必要とされるご職業のかたは分かってくださると思うのですが、物事は正確に書き記そうとすればするほど、注釈や例外説明が増え、冗長な表現となってしまいます。

「100%ないとは言い切れない」といったニュアンスで正確に発言しようとするプロの研究者より、知識が少ないからこそ断言できる少し詳しい人の説明のほうが、なんだか信頼できるように聞こえてしまう。

マーケティングとは、伝わるように伝えること。
正確を期する表現をしつつ、なるべく簡潔・簡便に、伝わる表現手法を身に着けていきたいと思います。


▼文体、ネタ選び
文体(カジュアルな表現、格式ばった表現)、ネタ選び 等々、意識してふり幅を広く揺らして記載し、アクセス数とか観察してました。

文体、カジュアルな表現のほうが好まれるかと思ったのですが、そうでもないですね。

あとターゲット設定として想定していたのは、
 ・中小企業診断士(同業者)
 ・経営者
 ・一般消費者も含めたすべての方

診断士向けのコンサルの心構え的な投稿は人気がないようです(笑)
私に言われてもって感じですかね・・・

消費者さんにも理解できる、読み物としてのマーケティングのコツみたいな投稿が人気でした。
短期的にだけではなく、長期的に見た場合にターゲットどこまで絞ったほうが良いかはまたちょっと違いますが、参考にはなりました。



■今後
▼ブログ
ブログについても止めてしまうことはせず、週2ペースで更新していこうと思います。
遅筆なのでツラいはツラいのですが、文章書くことは好きなので。

曜日や時間見直すかもしれませんが、当面は、月・木曜日の朝6時更新にしようかと。


▼YouTube
本当は、2月くらいから同時並行でYouTubeも開始しようと思っていたのですが、体力的に無理でした。。。

今、ちょっと試作しながら考え中で、1本の長さ(時間)も検討中なので、ハッキリと言えないのですが。
ブログの月・木と間隔調整して、水・土の週2回 もしくは土曜のみの週1回のアップにしようと思います。

来週から始動予定です!

ちなみに、個人的にはすでに黒歴史化しているんですが、5年前からほぼ停止しているYouTubeアカウントはこちらです。。。
コチラ


ブログもYouTubeも、どうぞよろしくお願いいたします♪

posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) | 1.☆NEWS、ご連絡

2021年03月30日

そのターゲットにとって新しければ、結果は出る

先日、ある業界紙への広告を監修させていただきました。
すこぶる評判が良かったと!

結果がでて、良かったです♪


なんですが。
別に、その広告、世の中にとって目新しい感じのクリエイティブな広告ではなかったと思います。

いくつかのCMや広告も参考にしましたし、
それなりによく見る、ある意味オーソドックスな手法&デザインで企画・構成いたしました。


では、なぜ結果が出たのか。
使い古された広告企画であっても、その業界紙を見るターゲットにとっては新規性のある、目新しい感じの広告だったからです。
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カッチリとした業界に、かなりカジュアルなデザイン&キャッチコピーを持ってきたんですね。



■ターゲットにとっての新しさ
何かを訴求する時に大切なのは、
社会全般にとって目新しいことではなく、訴求したいターゲットにとって新しいことなんです。


漫画の表紙にはよく使われるキャッチコピーやデザイン構成でも、ビジネス書でそういった雰囲気の表紙を作ったら目新しかったりしますよね。
これは、ビジネス書という市場や、それを購入するターゲットにとって、そのデザインが新しいものだから。



■流行の浸透スピード
業界にとっての目新しさについては、ターゲットにおける流行の進行スピードとも関連してきます。
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例えば、女子高生の流行語はおじさまにはわからない。
けれど、少し遅れて(女子高生にとってはその言葉に飽きてきたころに)、おじさま達が意味を理解して、おじさま間で流行ったりもします。笑

ぴえんとか、今、その段階ですかね?
もう違いますかね??


ターゲットによって流行の浸透スピードが違うこと。
それは、ターゲットによって新規性を感じ、感動を呼び起こされるタイミングも違うということです。



■流行った直後が一番ダサい
不幸なことに、流行とは流行った直後が一番ダサものなんです。

ファッションでもなんでも、一度、大流行をしてしまうと、その流行が過ぎ去った時に、それが「とてつもなく古いもの」と感じられたりするんですよね。
一周回ると再ブームが起こったりしますし、今、80年代のお洋服は逆に新鮮に見えたりするのではないでしょうか?

流行の最先端の人から見れば、2〜3年前に流行った流行が、今、一番ダサいんです。
もちろんデザインや広告についても、これは同様です。
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2〜3年前に若者に流行ったデザイン
 =デザイナーとしての感性がニブいと思われる
 =デザイナーにとって、一番ダサい
と判断されることも多いんじゃないかと。


ただ、
デザイナーさんにとってダサい(使い古された、少し前に流行った)デザインや表現手法でも、その広告や商品を見るターゲット市場にとって目新しければ、それは新たな感動をもって受け入れられます。



■ダサいかどうかは、ターゲット次第
以前から使い古した手法の広告でも、数年前に流行った微妙に時代遅れな(最先端のセンスを持つ人からはダサい)広告でも、ターゲットや市場にとって新しければ、それは驚きと訴求力を持った広告になります。


そして、一度流行った広告であれば、心に訴えかける力は強いというケースが多いので、成功する確率は高まります。


完全にオリジナルのクリエイティブさを求めるのもいいですが、市場・ターゲットにとって新規性は違う。
ちょっと頭に入れてみてください。
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考

2021年03月29日

もしやブランディング!?

私、専門はマーケティングです。

マーケティングとは、
 企業および他の組織が
 グローバルな視野に立ち、
 顧客との相互理解を得ながら
 公正な競争を通じて行う
 市場創造のための総合的活動である。
(日本マーケティング協会による定義)

ですので、全ての市場創造活動。
とても幅の広い言葉です。


なんですが、、、


■マーケテイング否定派の声
「私もマーケティングをすれば、もっと売上が上がるんでしょうが・・・」 
(暗に、「そんなことはしたくない」というニュアンス)

「安易なマーケティングに頼ることなく、自分の信じる道を進んでいきます!」

こんなことをおっしゃる中小企業の経営者さん、実は結構いらっしゃいます。


この方たちにとっては、「マーケティング」=「金にものを言わせただけの広告宣伝」というイメージのようで。

「自分たちは、お金がないから広告がうてない。」
「商品力では負けないのに!」
中小企業が大手企業に対して思う、こういった心理がマーケティング否定につながっているようです。

「あの人たちは、マーケティングに力を入れられるだけの資金力があるからできるんだ!」と。
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なので、「マーケティングではなく、商品の良さで売っていきたい」という言葉が出てくるようなんですね。


商品企画はもちろん、商品品質の向上でさえ、実はマーケティングの一部ともいえるんですが、売れる原因として「商品の良さ」と「マーケティング」は対義語のように感じてしまうようです。

中には、ヒット商品を「商品は良くないのに、マーケティングがいいから売れている」というゴリ押し・押売りのようなイメージで捉えている経営者さんもいらっしゃらないわけではありません。



■マーケティングという言葉
ちなみに、私、「尖り型マーケティング」と「マーケ道」で商標を取得しておりますし、マーケティングのコンサルタントと自称しております。

ただ、マーケティングという言葉が幅広すぎて、上記のような考えの方に、私の今やっているお仕事を理解していただくのがなかなか難しい。


私は、企業の尖り(個性、コンセプト)を見出し、それを軸として企業のなりたい姿を設定し、ターゲットを定め、少なくとも中期3年以上・基本的に10年後の長期までを見据えた販売戦略を立案するお仕事です。
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広告宣伝もある程度のアドバイスはいたしますが、それは販売戦略の一環としてであり、広告宣伝でプロである広告代理店や専門のデザイナーにはかないません。


最近、私がやっているコンサルティングって、一般的に認識されている言葉で言うと「ブランディングという言葉に近い行為なのかなと思ったりもします。


ブランディングって、マーケティングの中の一手法なので、私は様々なものを包括してマーケティングという言葉を使っているんですが・・・
マーケティングはブランディングの上位概念ですから。


■マーケティング
 ▼ブランディング
 ▼広告宣伝 
 ▼ターゲティング
・・・

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私は、本来の意味のマーケティングという言葉が好きなので、商標もマーケティング、肩書もマーケティング・コンサルタントにしています。

ただ、
「相手に伝わるように、伝える
がマーケティングの基本ですから、
「本来はマーケティングなんだからいいんだもん!」
と開き直るのも違う気がして。



■ブラン道
私が取り得る選択肢は2つ。

@私がブランディングへ転向
「マーケティング」コンサルタントを、「ブランディング」コンサルタントに変更する。

Aマーケティングの素晴らしさの啓蒙
私自身が、マーケティングの正しい定義を浸透させる。
そして、マーケティングとは市場創造、つまり自社にとっても社会にとってもプラスになる素晴らしいものなのだと啓蒙していく。


ずっとAのつもりでやってきましたが、マーケティングのすばらしさを啓蒙する一つのステップを割り切って、ブランディング・コンサルタントと名乗るのも一考かなと思う今日この頃・・・

でも、「尖り型ブランディング」も「ブラン道」も、何か語呂が悪いなぁ(笑)
私の個人の悩み?について、長々と失礼いたしました!
posted by 秋田舞美 at 06:00| Comment(0) |  3−1.◎秋田流マーケ思考